著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

出典:中庸章句(ちゅうようしょうく)の四字熟語一覧

『中庸章句』は、儒教の「四書」の注釈書の一つです。四書とは、『論語集注』、『孟子集注』、『大学章句』、『中庸章句』の4編からなるもので、南宋の朱熹が力を注いで著述したものであり、死の直前まで改稿を続けていたとされています。

『中庸』自体は、儒教における中心的概念の一つで、元々は『礼記』中の一篇、すなわち「礼記中庸篇」として伝えられていました。「中庸」の徳や「誠」「性」「道」「慎独」などの概念について詳しく解説されています。『大学』が四書の入門であるのに対して、『中庸』はその最後に読むべきものと位置付けられ、多くの著名な人物が注釈を付けてきました。その中でも、朱子の『中庸章句』は特に知られているものとなっています。

error: 右クリックは無効です。