著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

出典:張説(ちょうえつ)の四字熟語一覧

張説(ちょうえつ、667年 – 730年)は、中国唐時代の著名な政治家、文学者です。彼は洛陽(河南省洛陽市)の出身で、字は道済または説之と称されました。西晋の司空の張華の末裔とされています。

彼の政治生涯は多彩で、688年に詞標文苑科の科挙に及第してから、太子校書郎に任命されました。しかし、703年に権臣である張易之とその兄弟が魏元忠の謀反を誣告した際、張説はこれを偽証とし魏元忠を擁護。その結果、欽州に流罪となりました。後に中宗や玄宗の信任を得るきっかけとなったこの事件は、張説の正義感と誠実さを示しています。

713年、玄宗が太平公主に対して挙兵を決断した際、張説はその功績で燕国公に封じられました。彼は三度宰相を務め、門閥官僚との対立を繰り返しながらも、最終的には尚書左丞相の地位に至りました。

文学者としても、張説は宮廷詩人としてその地位を確立。彼の詩文は許国公の蘇頲とともに「燕許大手筆」と称えられました。彼の主要な著作として『張説之文集』が伝わっています。

家族としては、子に張均・張垍・張埱がいました。

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