著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

出典:毛吹草(けふきぐさ)の四字熟語一覧

毛吹草』は、江戸時代の俳諧論書で、松江重頼が編纂し、1645年に刊行されました。

この作品は、野々口立圃の『はなひ草』に対抗して作成された作法書であり、貞門派の俳諧論の中心的な文献として知られています。

内容は非常に網羅的で、初巻には連歌と俳諧の差別や句の作り方に関する項目が、次の巻には季節や恋の詞、俚諺、付合語、そして各国の名物などが詳しく記されています。

特に、春夏秋冬に関する発句や四季・恋・雑の付句が収録されています。

この書は、一部の人々からは批判を受けましたが、俳諧の指南書や百科事典として大変な評価を受けました。

また、『毛吹草』は「鬼に金棒」という有名なことわざの初出としても知られています。

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