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出典:爾雅(じが)の四字熟語一覧

『爾雅』(じが)は、中国最古の字書であり、類語辞典・語釈辞典・訓詁学の書として知られています。著者は不明ですが、春秋戦国時代以降の古典の語義解釈が、秦や漢初の学者によって整理補充されたものと考えられており、おそくとも前漢の武帝の時代(前140~前87年)には存在していたとされます。

本書は、一種の意味別語彙集、類義語字典として構成されており、現行本は19篇から成り立っています。巻頭3篇は同義語を分類したもので、以後の篇では、事物の名前や語義を詳しく解説しています。特に「釈畜」篇では、馬や牛の毛色に基づく品種分類が述べられており、当時の畜産技術の水準を知ることができます。

書名の「爾雅」は「雅(タダ)シキニ爾(チカ)ヅク」と読まれ、この書を通して古典を正しく読解することができる、という意味が込められています。時代が経つにつれ、『爾雅』は儒学の経典としての位置を確立し、唐や宋以後は十三経の一つとして扱われました。特に、晋の学者郭璞の注釈は有名で、多くの学者や研究者に参照されてきました。

総じて、『爾雅』は中国の字書や辞典の歴史において、非常に重要な位置を占めている書物であり、その価値は古今東西を問わず認められています。

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