「四字熟語」のLINEスタンプ発売中♪

出典:古今集(こきんしゅう)の四字熟語一覧

「古今和歌集仮名序」(巻子本) 仮名序の冒頭。「古今倭歌集序」と最初に書くが、通常の『古今和歌集』の伝本にはこの題はない。12世紀ごろの書写で国宝に指定されている。大倉集古館蔵。

出典:wiki(「古今和歌集仮名序」(巻子本) 仮名序の冒頭。「古今倭歌集序」と最初に書くが、通常の『古今和歌集』の伝本にはこの題はない。12世紀ごろの書写で国宝に指定されている。大倉集古館蔵。)

古今和歌集』(こきんわかしゅう)は、平安時代に成立した勅撰和歌集であり、和歌の歴史や文学史において非常に重要な位置を占めており、略称を『古今集』(こきんしゅう)といいます。

この和歌集は、日本古典文学の中でも高く評価されてきた作品の一つですが、その評価は時代や文化的背景によって変動してきました。

  1. 成立と編纂者:
    • 『古今和歌集』は平安時代に成立し、勅命により編纂された最初の勅撰和歌集です。
    • 編纂は延喜5年(905年)に奏上されたが、延喜13年(914年)または14年ごろまで内容の修正が行われたとされています。
    • 主要な編纂者には紀友則、紀貫之、凡河内躬恒、壬生忠岑の4人がいます。中心として活動したのは紀貫之で、紀友則は途中で亡くなったとされています。
  2. 歌人と内容:
    • 『古今和歌集』には多くの歌人の歌が収録されていますが、読人知らずの歌も多数あります。
    • 代表的な歌人としては、紀貫之、凡河内躬恒、紀友則、壬生忠岑、素性、在原業平、伊勢、藤原興風、小野小町、遍昭、清原深養父、在原元方などがいます。
  3. 影響と評価:
    • 『古今和歌集』は平安時代中期以降の国風文化の確立に大きく寄与しました。
    • 中世以降、『古今和歌集』は和歌の手本として尊重され、多くの歌人や学者によって研究されました。
    • 江戸時代に入ると、『古今和歌集』の歌風は「たおやめぶり」と形容され、『万葉集』との対比でその評価が下がりました。
    • 明治時代には、正岡子規や和辻哲郎、萩原朔太郎などの文人によって批判され、『古今和歌集』の評価はさらに下がりました。
    • それに対して、『万葉集』の評価は上昇し、「雄大かつ素朴」と評されました。

これらのポイントは、『古今和歌集』の成立からその影響、評価の変遷についての概要を示しています。この和歌集は日本の歌文化や文学史において非常に重要な位置を占めており、多くの研究や講義の対象となっています。

「高野切」 巻第一春歌上の冒頭。五島美術館蔵。

出典:「高野切」 巻第一春歌上の冒頭。五島美術館蔵

error: 右クリックは無効です。