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出典:大般若波羅蜜多経(だいはんにゃはらみったきょう)の四字熟語一覧

『大般若波羅蜜多経』(だいはんにゃはらみったきょう)は、仏教経典の一つで、唐代の玄奘による翻訳が著名です。通称は『大般若経』(だいはんにゃきょう)で、短縮して『般若経』(はんにゃきょう)とも呼ばれます。この経典は、大乗仏教の基礎的教義が纏められたもので、全16部600巻に及びます。

般若経典は約150年頃に原形が成立し、サンスクリット文字で記述されました。その後、多くの経典へと発展しました。645年に玄奘が西域から帰国した際、持ち帰った経典の翻訳を始めました。玄奘の指揮のもと、『大般若波羅蜜多経』の翻訳は660年に開始し、663年に完了しました。この翻訳は日本にも伝えられ、現在多くの寺院で保存されています。しかし、原文のサンスクリット版は現存していません。

なお、『般若心経』という経典に関しては、『大般若波羅蜜多経』の要約という説もあるものの、『大般若波羅蜜多経』には含まれておらず、確定的な見解はありません。玄奘が『般若心経』を翻訳したのは649年であり、『大般若波羅蜜多経』の翻訳よりも以前です。

『大般若波羅蜜多経』は、般若、すなわち真実の智恵が具体的なものでなく、概念的認識によるものでないことを強調しています。この経典には、『大品般若』や『道行般若』、『文殊般若』など、多くの重要な教えが含まれており、中国や日本では極めて価値ある経典とされています。

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