宣宗は、東アジアの廟号の一つであり、特に唐朝の第19代皇帝として知られています。彼は憲宗の十三男で、穆宗の弟、武宗の叔父に位置します。治世には一定の成果を挙げ、「小太宗」とも称されました。
しかし、戦乱により実録が失われてしまったため、彼の具体的な業績の詳細は伝わっていません。また、『編年綱目』によれば、高麗の太祖王建の祖父、王帝建は宣宗の庶子であったとされています。
なお、宣宗という廟号は他にも用いられており、例として、明の宣徳帝(在位1425-1435年、姓名は朱瞻基)も「宣宗」という廟号で知られています。