出典:wiki(盧仝)
盧仝(835年没)は、唐代中期の著名な詩人として知られ、范陽(現在の北京)の出身です。
彼は出世を追わず、若き日から河南省の少室山で隠棲し、学問に専念しました。
一時、諫議大夫の地位を拝命されるものの、彼はこれを辞退しました。彼の詩『月蝕詩』は、810年11月の月蝕を背景に、当時の皇帝や宦官らの権力闘争を鋭く風刺。
また、友人孟諫議からの贈り物であるお茶に対する感謝を詠んだ『走筆謝孟諫議寄新茶』は、一碗から七碗までのお茶を飲む表現が特に名高い。
この詩の終盤では、高位の者たちが庶民の困難を理解できないことを辛辣に風刺しています。