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出典:楞伽経(りょうがきょう)の四字熟語一覧

『楞伽経』(りょうがきょう)は、大乗仏教経典の一つで、中期大乗仏教の代表的な経典です。この経典は、ランカー島(現在のスリランカ)を舞台に、釈迦が魔王ラーヴァナと対話し、彼を教化するという内容を持っています。

主要な教えとして、如来蔵思想と唯識思想が中心に据えられており、さまざまな大乗仏教の教説が統合されています。特に、自心を徹底的に観察し、無分別な状態を体験的に理解するという点が強調されており、この思想は後の禅宗にも影響を与えました。実際、禅宗の初祖である達磨大師は、この経典を重視しており、彼の後継者も『楞伽経』を参照していました。

現存する訳書としては、求那跋陀羅による『楞伽阿跋多羅宝経』、菩提流支による『入楞伽経』、実叉難陀による『大乗入楞伽経』の3つがあります。これらは、大正新脩大藏經の「経集部」に収録されています。

ネパールでは、『楞伽経』は九法宝典の一つとして特別な位置づけを受けており、アジア各地での影響の大きさが伺えます。

簡潔に言えば、『楞伽経』は大乗仏教の核心的な教えを集約した経典であり、特に禅宗の形成において重要な役割を果たしたものです。

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