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一字不説【いちじふせつ】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語・英語訳)

一字不説の意味(語源由来・出典・類義語・英語訳)

意味

【四字熟語】
一字不説

【読み方】
いちじふせつ

【意味】
仏の悟りの内容は、言語で表現することはできない。仏法の究極の真理は、文字や言語では説き尽くせないということ。

四字熟語の博士
「一字不説」は、非常に深い内容や真理を言葉にすることが難しい、という意味を持っているんだよ。
仏が悟った真理は、言葉だけでは完全に伝えられないという意味が込められている。
助手ねこ
ええっと、それは「すごく深いことや真実は、ただの言葉だけで説明しきれない」ってことやな。
まるで、美味しすぎる料理の味を言葉だけで伝えるのが難しいみたいなもんやな。
仏さまも、言葉では言い尽くせないほどの真理を知ってるんやで。

【語源・由来】
釈迦(しゃか)は、悟りを開いてから入寂するまでの間、一字も法を説かなかったことから。

【典拠・出典】
楞伽経

【類義語】
・不説一字(ふせついちじ)
不立文字(ふりゅうもんじ)

【英語訳】
Buddhist revelation through intuitive discernment

Buddhistは「仏教の」という意味の形容詞。revelationは「お告げ」という意味の名詞。
intuitiveは「直感的な」という意味の形容詞。discernmentは「洞察力」という意味の名詞。
英文例
そのありがたい教えは一字不説だ。That grateful teaching is Buddhist revelation through intuitive discernment.

一字不説(いちじふせつ)の解説

カンタン!解説
解説

「一字不説」っていうのは、仏教の中の言葉で、深い真理のことを、どんなに話そうとしても、言葉だけじゃ十分には伝えられないっていう意味なんだよ。仏教の中で、大事な真理や考え方って、実際に自分で体験や感じることでしかわからないんだ。だから、言葉で説明するのは難しいっていうこと。釈迦っていう、仏教のおっかさんみたいな存在の人も、真理を伝えるのは言葉だけじゃ難しいって感じていたんだ。

不説一字ふせついちじ」ともいうけど、要するに、大事なことや真理は、一言も言わないで感じるもの、体験するものなんだっていうこと。

例えば、「一字不説のありがたい教え」っていうと、言葉で説明できないほど深い、ありがたい教えっていう意味になるんだよ。

一字不説(いちじふせつ)の使い方

ともこ
お釈迦様の伝記を読んだんだけど、すごく感動したわ
健太
すごく難しそうに聞こえるんだけど
ともこ
そんなことないわよ、一字不説というけれど、やっぱり活字でも伝わるものがあるわよ
健太
そっか、ぼくも読んでみようかな

一字不説(いちじふせつ)の例文

例文
  1. 一字不説のありがたい教えを頂いた。
  2. 座禅を組むことは一字不説を学ぶことにも通じると思う。
  3. その御坊様の説教は一字不説の学びになった。
  4. 私はそのお寺で一字不説の教えを頂き、目からうろこが落ちる思いだった。
  5. いくら修行をつんでも、一字不説の境地に達することができない。

一字不説の文学作品などの用例

  1. 一字不説、以心伝心、白紙でも矢張り我等の目的に幾分裨益ひえきし得られるだろうと信じます<瀬戸内晴美・遠い声>

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