『菩提心論』は、インドの龍樹の著として伝えられる1巻の書物です。正式には『金剛頂瑜伽中発阿耨多羅三藐三菩提心論』と称され、『発菩提心論』とも呼ばれます。
この著作は、発菩提心を密教的に基礎付ける内容で、心を統一すること(禅定)によって即身成仏を説いています。真言宗においては、行者にとって必読の論書とされています。なお、この書物が不空の訳であるとされていますが、その点には疑問も挙げられています。
『菩提心論』は、インドの龍樹の著として伝えられる1巻の書物です。正式には『金剛頂瑜伽中発阿耨多羅三藐三菩提心論』と称され、『発菩提心論』とも呼ばれます。
この著作は、発菩提心を密教的に基礎付ける内容で、心を統一すること(禅定)によって即身成仏を説いています。真言宗においては、行者にとって必読の論書とされています。なお、この書物が不空の訳であるとされていますが、その点には疑問も挙げられています。