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出典:岑参(しんしん)の四字熟語一覧

岑参

岑参(しんしん、715年 – 770年)は、唐代の中国の詩人。本貫は南陽郡棘陽県で、湖北江陵の出身。彼は岑嘉州とも称され、高適とともに詩人として並び称される。彼の曾祖父は岑文本、祖父は岑景倩、父は岑植である。

天宝3載(744年)に進士となり、節度使の幕僚として西域に長く在籍しました。安禄山の乱が発生した至徳2載(757年)には、粛宗に仕え、杜甫の推挙により右補闕となりました。後に粛宗に従い長安に赴く。その後、虢州の刺史や嘉州の刺史などの官職を歴任しました。大暦5年(770年)に成都で亡くなりました。享年56歳。

詩人として、彼は戦地の体験や辺境、砂漠の遠征、別離の情を活写した詩で知られ、特に辺塞詩人としての詩は高く評価されています。彼の代表作には「岑嘉州集」があり、この中には彼の生涯の詩403首と散文2篇が収録されています。特に「胡笳の歌」という詩は非常に有名です。

岑参は、その豊かな表現力や異国情緒を生き生きと綴った詩で、唐詩の中でも独特の位置を占めています。

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