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出典:本朝文粋(ほんちょうもんずい)の四字熟語一覧

『本朝文粋』(ほんちょうもんずい)は平安時代中期の漢詩文集で、14巻からなります。編纂者は藤原明衡で、嵯峨天皇から後一条天皇までの約200年間、17代の間に書かれた優れた詩文427編を収録しています。この文集は宋の姚鉉の『唐文粋』に触発されて編纂され、日本の社会情勢や文化を反映する内容になっています。分類方法としては、中国の『文選』を参考にしており、雑詩や詩序のほか、和歌序や願文、表白などの仏事に関する文章も独自に収録されています。

主な作者としては、菅原家や大江家の学者や詩人が中心となっており、特に菅原道真や大江匡衡などの名が挙げられます。兼明親王の「菟裘賦」や慶滋保胤の「池亭記」など、多くの知られた作品を含んでいます。多くの文章は四六駢儷文という華麗な文体で書かれており、これらの文章は後世の文章の手本や故実典例として大変な影響を与えました。特に、『和漢朗詠集』や『新撰朗詠集』などの後代文学にもその影響が見られます。

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