『言志四録』は佐藤一斎によって後半生の四十余年で執筆された語録の総称です。
これは4つの書籍、すなわち『言志録』、『言志後録』、『言志晩録』、『言志耋(てつ)録』から構成されており、合計で1133条の内容が含まれています。
各録は佐藤一斎の異なる年代に書かれており、42歳から82歳までの期間をカバーしています。
内容としては、四書五経や易経からの引用が多く見られ、処世学としての知識や精神修養の方法に関するアドバイスが詰まっています。
そのため、『言志四録』は指導者のための重要な参考文献とされ、現代に至るまで読み継がれてきました。