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出典:金史(きんし)の四字熟語一覧

二十四史

出典:wiki(二十四史)

金史』は、元朝のトクト(脱脱)らが編纂した金朝(1115年~1234年)の歴史書で、本紀、志、表、列伝の4つの部分から構成されている135巻の巻物です。金朝は女真族(現在のマンチュ族)によって建てられた王朝で、この書物は女真族の興隆から金朝の創設と滅亡までの歴史を記述しています。

『金史』の編纂は、元朝のクビライの統治時代の1261年に始まり、元朝のトゴン・テムルの命令により、1343年には遼朝・金朝・宋朝の三史の編纂が始まり、1345年に完成しました。

『金史』は、多くの史書や記録を参照して成立しており、その中には皇帝の実録や元好問の『王辰雑編』、劉祁の『帰潜志』などの資料が含まれています。また、比較的均質な実録が存在し、信頼できる資料による増訂が行われ、元初から何度も編纂が重ねられた結果、比較的整理された歴史書となりました。

ただし、『金史』にも一部の誤りや矛盾、過度の省略、年次の逆転、人物名の混乱などが存在しています。これらの問題点を修正したのが清の施国祁による『金史詳校』で、これにより『金史』の4000条以上が校勘・補正され、学界に対して便益をもたらしました。

元朝の至正年間に初めて印刷出版されて以来、いくつかの版本が存在しますが、近代以降は1935年に商務印書館の百衲本が権威とされ、その後1975年に中華書局から新式校点を施した『金史』が出版され、これが一般に利用されるようになりました。

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