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出典:歴代名画記(れきだいめいがき)の四字熟語一覧

『歴代名画記』(れきだいめいがき)は、中国唐代の画史、画家伝、及び画論書で、10巻から成り立っています。この著作は張彦遠によって撰ばれ、853年頃に完成したものとされています。

著書の内容として、前半の3巻は絵画の源流や効用、収蔵の歴史、六法その他を論じる叙論部分となっており、冒頭には「画の源流を叙す」という名文で知られる部分があります。この部分は画論の基調を形成しています。また、「画の興廃を叙す」に関しては、これが本来一連の文章だったとする説が有力とされています。「画の六法を論ず」の章では、謝赫から始まる気韻論の発展過程が詳述されています。

後半の4巻から10巻では、伝説の時代から唐の会昌元年(841年)までの画家370人の小伝や作品、逸話、さらには当時張彦遠が実際に目にした長安や洛陽の諸寺院の壁画などについての記述が年代順に掲載されています。

張彦遠は、描線を主体とする絵画を最も正統的なものと考え、東晋の顧愷之から盛唐の呉道子までの進展と変化に重きを置きました。その評価の根底には、謝赫によって示された六法論が存在していました。この『歴代名画記』は、絵画に関する学問や研究の際の不可欠な文献として、多くの学者や愛好者に重宝されています。

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