画竜点睛【がりょうてんせい】の意味と使い方の例文(語源由来・類義語)

【四字熟語】
画竜点睛

【読み方】
がりょうてんせい

日本漢字能力検定
1級

【意味】
物事を完成するために、最後に加える大切な仕上げのたとえ。また、物事の最も肝要なところのたとえ。文章や話などで肝心なところに手を入れて、全体をいっそう引き立てるたとえ。

【語源由来】
歴代名画記。「睛」はひとみ・目玉。転じて、物事の大切なところの意。一般には「画竜点睛を欠く」と用いることが多く、この場合は最後の仕上げが不十分で、肝心なところが欠けているため精彩がないことをいう。「竜を画いて睛を点ず」と訓読する。「竜」は「りゅう」とも読む。

「点睛」を「点晴」と書いたり、 「欠く」を「書く」や「描く」とするのは誤りですので気をつけましょう。

【類義語】
・点睛開眼(てんせいかいがん)


画竜点睛(がりょうてんせい)の使い方

健太
あーあ、失敗した・・・・・・
ともこ
どうしたの? 浮かない顔して。
健太
この前、美術で写生したんだけど、東京タワーを描くのを忘れちゃったんだよ。
ともこ
あら、まさかテーマは?
健太
お察しの通り「東京タワー」さ。画竜点睛を欠く、とはまさにこのことだよ。

画竜点睛(がりょうてんせい)の例文

  1. 贋作には、観た者が画竜点睛の感をぬぐえない、致命的な何かがある。
  2. 私はその作家の老いを、画竜点睛を欠いた作品の中に感じた。
  3. その一行があったがために、その作品は画竜点睛を欠くものになったのだ。
  4. これは彼らしくない。まるで画竜点を欠いている。
  5. そこをキチンと仕上げなくては、画竜点睛を欠いてしまうんだよ。

まとめ

中国六朝時代、梁(りょう)の大画家・張僧ヨウ(ちょうそうよう)が、当時の都・金陵にある安楽寺に四頭の竜の絵を描いた。その時彼は「ひとみを描き入れると竜が飛び去ってしまう」と言って睛(ひとみ)を描き入れなかったところ、世間の人はこれをでたらめだとして信用しなかった。そこで寺のものが張僧ヨウに無理やりひとみを描き入れさせたところ、ひとみを描き入れた二頭の竜がたちまち絵から飛び立ち天に昇り、ひとみを入れなかった二頭はそのまま残った・・・・・・という故事に由来する【画竜点睛】。ここから転じて、肝心な部分に手抜かりがあったり、仕上げができていないことを「画竜点睛を欠く」と言うのです。「詰めが甘い」と言うよりも含みがある言葉と言えますね。

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