著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

出典:王羲之(おうぎし)の四字熟語一覧

王羲之

出典:wiki(王羲之)

王羲之(おう ぎし)は、中国東晋時代の政治家であり、とりわけ書家として有名です。彼は「書聖」と称されるほど書道の芸術性を高めました。その字は逸少で、右軍将軍となったことから世に王右軍とも呼ばれています。彼の出身は魏晋南北朝時代を代表する門閥貴族の琅邪王氏で、本貫は現在の山東省臨沂市蘭山区にあたる場所です。

王羲之の最も高名な作品は行書の「蘭亭序」ですが、彼は様々な書体を得意とし、その才能は多芸を重んじる中国の文化において大いに評価されました。彼の書は唐の太宗や宋の太宗の強い支持を受け、日本でも奈良時代から手本とされました。

また、彼の末子である王献之も書を得意とし、二人は合わせて「二王」と称され、伝統派の基礎を形成しました。その影響力は後世の書人に絶大なものがあります。

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