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出典:無量寿経(むりょうじゅきょう)の四字熟語一覧

『無量寿経』(むりょうじゅきょう)は、浄土教の根本聖典として位置づけられる大乗仏教の経典です。これは、浄土三部経の一つとしても知られ、『大無量寿経』や『大経』とも呼ばれます。

サンスクリット原典の名は「スカーバティー・ビューハ」(Sukhāvatī-vyūha)で、「極楽の荘厳」という意味を持ちます。この経典は、約100年ごろの北西インドで編纂されたと考えられています。漢訳は、東晋の仏駄跋陀羅(覚賢)と南朝宋の宝雲が421年に共訳したものとされ、これ以外にもいくつかの異訳が存在しますが、中国や日本ではこの漢訳が主に用いられています。また、チベット語訳や、その他の言語の断片的な訳も存在します。

経典の内容は、過去の法蔵菩薩が救済のための四十八願を立て、長い間の修行を経て阿弥陀仏として現れたこと、そして西方の極楽浄土に住み説法していることを中心に述べられています。その極楽浄土の美しさや荘厳さも詳しく描写され、極楽への往生を願う人々の実践法が説明されています。

日本では、浄土教諸宗派の基本的な経典として受け入れられ、注釈や解説の書籍も多く存在します。全体的に、浄土教信仰を体系的に説明した経典として、浄土思想の確立に大きな役割を果たしました。

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