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出典:平家物語(へいけものがたり)の四字熟語一覧

平家物語・祇園精舎

『平家物語』は、鎌倉時代に成立した日本の軍記物語で、平家の栄華と没落、そして武士階級の台頭を中心に描かれています。この物語は、「祇園精舎の鐘の声……」の有名な書き出しで知られるとともに、平安貴族の没落と武士たちの台頭という人間模様を描出しています。

成立については、詳しい時期や作者は不明であり、多くの諸説が存在します。『徒然草』によれば、作者として信濃前司行長の名が挙げられていますが、これは確定的ではありません。物語の初期の名前は『治承物語』とも呼ばれており、その成立経緯は非常に複雑で、多くの人々の関与が考えられています。物語は元々三巻や六巻の段階があったとされ、時代とともに増補・改訂され、多くの異本が生まれました。現在、広く流布しているのは12巻の形式で、これに「灌頂巻」という巻が添えられることが多いです。

平家物語

物語の内容は、平家一門の興亡を中心に、仏教的な無常観を主題として叙事詩的に描かれています。また、この物語は読むだけでなく、琵琶法師によって語られる形で広まり、能や狂言、浄瑠璃などの後代の文学にも大きな影響を与えました。

また、キリシタン版として、イエズス会宣教師の学習のために室町時代末の口語を使用してローマ字で記された版も存在し、これは文祿元年(1592年)に成立したとされます。

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