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一味同心【いちみどうしん】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語・英語訳)

【四字熟語】
一味同心

【読み方】
いちみどうしん

【意味】
同じ目的をもって集まり、心を一つにした同志、仲間のこと。
同じ目的をもって結束すること。心を一つにすること。

【語源・由来】
「一味」はほかの味を交えない一つの味の意から平等・同一の意味です。
「一味」はもともと仏教語で、川が海に入ると一つの味になることで、大海の味がどこでも同じであるように、仏法は貴賎や男女、大小などに関わりなくすべて同一で平等無差別であるといった教えでした。その意味から心を同じくして協力する意味や同志の意味となり、その後、主に悪事を企む仲間の意味で用いられることが多くなりました。「同心」は志を同じくすることの意味です。

【典拠・出典】
平家物語』「四」

【類義語】
一味徒党(いちみととう)
・一味郎党(いちみろうとう)
一丘之貉(いっきゅうのかく)

【英語訳】
people working together with one mind


一味同心(いちみどうしん)の使い方

ともこ
隣のクラスの田中君がうちのクラスの佐藤さんに悪口をいっているみたい!
そもそも田中君はいつもわがままで人の悪口をいっているよね!
健太
そうなの?
確かにいつも態度が粗暴だっていう人は多いけど・・・。
ともこ
明日、一味同心してクラスの女子を総動員して、先生に報告することにするよ!
健太
そこまでやらなくてもよいと思うけど・・・。
僕の幼なじみだから、許してやってあげてくれないかな。

一味同心(いちみどうしん)の例文

  1. 友人数人と一味同心して会社を立ち上げた。
  2. ここでアメリカの一味同心の友人と再会した。
  3. 過去に多くの便宜をはかっていただき、今ではすっかり一味同心の間柄になっている。
  4. 戦でともに闘う戦友として、一味同心の関係をつづけてきた。
  5. 一味同心の連盟者は昨年には100名以上いたが、今では数人となっている。
  6. 神社の神前で一味同心の誓いを立てた農民たちは嘆願書を作成した。
  7. いずれも多かれ少なかれ団らん的な、あるいは一味同心的な性格をもつ芸能・芸道であった。

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