【四字熟語】
開巻劈頭
【読み方】
かいかんへきとう
【意味】
物語のはじまりのこと。
【語源由来】
「開巻」は書物のはじめの部分、書き出し。
「劈頭」の「劈」は「裂ける」から転じて「真っ向(まっこう)」の意味で、「頭」は「初め」の意味。したがって「劈頭」は「物事が始まった最初」の漢語的表現になります
【典拠・出典】
-
【英語訳】
・at the very beginning of a book
・The book opens with・・・・・・
開巻劈頭(かいかんへきとう)の使い方
この漫画、めっちゃ面白い!
なあに? どうしたの?
出だしから大乱闘でさ! 目まぐるしい展開でストーリーがエンドレスに続くんだよ!
開巻劈頭からそんな調子では、途中でトイレ休憩できそうに無いわね。
開巻劈頭(かいかんへきとう)の例文
- この小説は開巻劈頭、不可思議な呪文で始まるのである。
- 開巻劈頭に繰り広げられる長い名前の人物紹介には辟易した。
- 開巻劈頭、第一に目を引くのはその独特な挿絵である。
まとめ
「開巻劈頭」は、「書物の初めの部分」を意味する「開巻」と「物事が始まった最初」を意味する「劈頭」の、似たような意味を持つ2つの熟語が組み合わさった四字熟語です。
2つが合わさることで、意味を強めたりすることができます。
このことから、「物語の冒頭」「物語の初め」を強調しているということになります。
強調されている点から見ても、その物語はとても長編で、本も分厚いもののように推察されます。そうした厚くて読み応えもしっかりある本だからこそ、その本の「冒頭の部分」を強調して言いたい場合に効果的に使える四字熟語と言えそうです。