和風慶雲【わふうけいうん】の意味と使い方の例文(語源由来)
【四字熟語】 和風慶雲 【読み方】 わふうけいうん 【意味】 穏やかに吹く和らいだ風とめでたい雲。 【語源・由来】 『近思録』「観聖賢」より。「慶雲」はよい前兆をあらわすめでたい雲。もと孔子の高弟の顔淵を評した語。 和風…
【四字熟語】 和風慶雲 【読み方】 わふうけいうん 【意味】 穏やかに吹く和らいだ風とめでたい雲。 【語源・由来】 『近思録』「観聖賢」より。「慶雲」はよい前兆をあらわすめでたい雲。もと孔子の高弟の顔淵を評した語。 和風…
【四字熟語】 和衷協同 【読み方】 わちゅうきょうどう 【意味】 心を同じくしてともに力を合わせること。 【語源・由来】 『書経』「皋陶謨」より。「和衷」は心の底からやわらぐこと。また、心を同じくすること。 【類義語】 …
【四字熟語】 和衷共済 【読み方】 わちゅうきょうさい 【意味】 心を同じくしてともに力を合わせること。 【語源・由来】 『書経』「皋陶謨」より。「和衷」は心の底からやわらぐこと。また、心を同じくすること。 【類義語】 …
【四字熟語】 和羹塩梅 【読み方】 わこうあんばい 【意味】 主君の施政を助けて天下をうまく治める大臣、宰相のこと。 【語源・由来】 『書経』「説命・下」より。種々の物をまぜ合わせて、味を調和させてつくった吸い物(あつも…
【四字熟語】 和敬清寂 【読み方】 わけいせいじゃく 【意味】 主人と客が心を和らげて敬い、茶室など身のまわりを清らかで静かに保つこと。千利休の茶道の精神を象徴した言葉。 和敬清寂(わけいせいじゃく)の使い方 和敬清寂(…
【四字熟語】 籠鳥檻猿 【読み方】 ろうちょうかんえん 【意味】 自由を奪われ自分の思いどおりに生きることのできない境遇のたとえ。 【語源・由来】 白居易の文より。かごの鳥とおりの中の猿。 籠鳥檻猿(ろうちょうかんえん)…
【四字熟語】 和顔愛語 【読み方】 わがんあいご 【意味】 なごやかで親しみやすい態度のこと。 【語源・由来】 「和顔」はなごやかな顔つき、柔和な顔のこと、「愛語」は親愛の情がこもった言葉の意。 【類義語】 ・和顔悦色(…
【四字熟語】 矮子看戯 【読み方】 わいしかんぎ 【意味】 見識のないことのたとえ。観劇のとき背の低い人が高い人のうしろで芝居を見ること。よく見えないことから、前人の批評や意見を聞き、よく考えずそれに同調すること。 【語…
【四字熟語】 論旨明快 【読み方】 ろんしめいかい 【意味】 議論の趣旨・要旨が、はっきり筋道が通っていてわかりやすいこと。 【語源・由来】 「論旨」は議論(意見の内容)の要点・主旨、「明快」は筋道がはっきりしていること…
【四字熟語】 炉辺談話 【読み方】 ろへんだんわ 【意味】 いろりのそばでくつろいでする、うちとけた話。 【語源・由来】 「炉辺」はいろりのほとり、暖炉のそば。「談話」ははなし、会話の意。 炉辺談話(ろへんだんわ)の使い…
【四字熟語】 魯般雲梯 【読み方】 ろはんうんてい 【意味】 魯の名工の魯般が作った雲まで届く高いはしご。 【語源・由来】 『蒙求』「魯般雲梯」より。「魯般」は春秋時代、魯の哀公のときの名工。機械を作るのに巧みであった。…
【四字熟語】 六根清浄 【読み方】 ろっこんしょうじょう 【意味】 欲や迷いから脱け出て、心身が清らかになること。 【語源・由来】 「六根」は迷いのもととなる目・耳・鼻・舌・身・意の六つの器官のこと。「清浄」は煩悩や私欲…
【四字熟語】 盧生之夢 【読み方】 ろせいのゆめ 【意味】 人の世の栄華のはかないことのたとえ。 【語源・由来】 沈既済『枕中記』より。唐の盧生という立身出世を望んでいた若者が邯鄲の町で道士の呂翁から枕を借りて寝たところ…
【四字熟語】 六道輪廻 【読み方】 ろくどうりんね 【意味】 この世に生きとし生けるものは六道の世界に生死を繰り返して迷い続けるということ。 【語源・由来】 張説の「唐陳州竜興寺碑」より。仏教の語。「六道」は死後、善悪の…
【四字熟語】 六十耳順 【読み方】 ろくじゅうじじゅん 【意味】 六十歳で人の言うことが素直に受け入れられるようになった。 【語源・由来】 『論語』「為政」より。「耳順」は人の言うことが何でもすぐ理解でき、素直に受け入れ…
【四字熟語】 露往霜来 【読み方】 ろおうそうらい 【意味】 時の過ぎるのがはやいことのたとえ。 【語源・由来】 左思の「呉都賦」より。露の季節が去り霜の季節になる。秋が去りいつの間にか冬になる意。 【類義語】 ・烏飛兎…
【四字熟語】 老莱斑衣 【読み方】 ろうらいはんい 【意味】 親孝行のたとえ。親に孝行のかぎりをつくすことのたとえ。 【語源・由来】 『蒙求』「老莱班衣」より。 「斑衣」は模様のある派手な服。ここでは子供が身につける派手…
【四字熟語】 老馬之智 【読み方】 ろうばのち 【意味】 長い経験を積んで得たすぐれた知恵や知識。 【語源・由来】 『韓非子』「説林・上」より。中国春秋時代、斉の桓公が戦いの帰途で道に迷ったとき、管仲は一度通った道を覚え…
【四字熟語】 籠鳥恋雲 【読み方】 ろうちょうれんうん 【意味】 捕らえられているものが自由になることを望むこと。 【語源・由来】 かごに閉じ込められている鳥が、自由に大空を飛びまわっていた時の雲を恋しく思う意。 籠鳥恋…
【四字熟語】 老成持重 【読み方】 ろうせいじちょう 【意味】 十分な経験があり、そのうえ慎重なこと。 【語源・由来】 「老成」は経験豊富で物事に慣れていること。「持重」は重々しく大事をとる意。 老成持重(ろうせいじちょ…
【四字熟語】 老成円熟 【読み方】 ろうせいえんじゅく 【意味】 経験が豊富で、人格・知識・技能などが十分に熟達して、ゆたかな内容を持っていること。 【語源・由来】 「老成」は経験を積んで物事になれ、たけていること。「円…
【四字熟語】 鏤塵吹影 【読み方】 ろうじんすいえい 【意味】 無駄な努力。やりがいのないことのたとえ。また、とりとめがない。影を吹いたり、細かなちりに刻みほろうとする意。 【語源・由来】 「鏤」はきざむこと。 鏤塵吹影…
【四字熟語】 老少不定 【読み方】 ろうしょうふじょう 【意味】 人間の寿命は年齢に関係なく、予知できないものだということ。 【語源・由来】 「不定」は一定しないこと、あてにならないこと。老人も少年もどちらが先に死ぬかわ…
【四字熟語】 老驥伏櫪 【読み方】 ろうきふくれき 【意味】 人が年老いてもなお大きな志をいだくことのたとえ。 【語源・由来】 曹操の「歩出夏門行」より。年老いた駿馬が用いられることなく、馬屋のねだに伏し横たわっていなが…
【四字熟語】 螻蟻之誠 【読み方】 ろうぎのせい 【意味】 螻や蟻のような小さな生物の誠意。転じて、自分の誠意の謙譲語。 【語源・由来】 蘇轍の文より。「螻」はけら、「蟻」はあり。 螻蟻之誠(ろうぎのせい)の使い方 螻蟻…
【四字熟語】 螻蟻潰堤 【読み方】 ろうぎかいてい 【意味】 ほんの些細なことが、大きな事件や事故の原因となること。 【語源・由来】 『韓非子』「喩老」より。「螻蟻」はけらとありのこと。「潰堤」は堤防が崩壊する意。けらや…
【四字熟語】 連璧賁臨 【読み方】 れんぺきひりん 【意味】 二人の来客が同時に来るのをいう。 【語源・由来】 「連璧」は客がつづいてくるのを二つ対の玉になぞらえたもので、才徳のすぐれた二人の友の意。「賁臨」は人が訪問し…
【四字熟語】 聯袂辞職 【読み方】 れんぺいじしょく 【意味】 大ぜいが行動を共にして、一斉に職を辞すること。 【語源・由来】 「聯袂」はたもとを連ねる意から、行動を共にすること。「聯」は「連」に同じく、連ねる意。 聯袂…
【四字熟語】 憐香惜玉 【読み方】 れんこうせきぎょく 【意味】 香や玉をいつくしむ。また香や玉を女性にたとえて、女性をいつくしみ大切に思うことのたとえ。 憐香惜玉(れんこうせきぎょく)の使い方 憐香惜玉(れんこうせきぎ…
【四字熟語】 蓮華往生 【読み方】 れんげおうじょう 【意味】 死んで極楽浄土に行くこと。 【語源・由来】 「蓮華」は仏・菩薩の座、また釈迦の教化する世界のこと。 蓮華往生(れんげおうじょう)の使い方 蓮華往生(れんげお…
【四字熟語】 烈士徇名 【読み方】 れっしじゅんめい 【意味】 道理のとおった正しい行いをする人は名誉のために命をかける。利益や地位などで動かされることなく道理を押し通して名誉を守るということ。 【語源・由来】 『史記』…
【四字熟語】 冷土荒堆 【読み方】 れいどこうたい 【意味】 墓のこと。 【語源・由来】 『長生殿』「冥追」より。「堆」はうずたかく土を盛ること。またそのもの。人もあまり訪れず冷ややかな土で盛り土も荒れているのでいう。 …
【四字熟語】 零丁孤苦 【読み方】 れいていこく 【意味】 落ちぶれて助けるものもなく、独りで苦しむこと。 【語源・由来】 李密の「陳情表」より。「零丁」は「伶仃」に同じく落ちぶれて孤独なこと。晋の李密が武帝から任官され…
【四字熟語】 冷嘲熱罵 【読み方】 れいちょうねつば 【意味】 冷ややかにあざけり熱心になじること。 【語源・由来】 上下二つずつで「あざけりなじる」意の「嘲」「罵」を分け配し、「冷」「熱」という形容の語を対でそれぞれに…
【四字熟語】 藜杖韋帯 【読み方】 れいじょういたい 【意味】 あかざの杖となめし皮の帯。質素なことの形容。 【語源・由来】 『陳書』「宣帝紀」より。「藜」はあかざ。この茎で杖を作る。「韋」はなめし皮。いずれも粗末なもの…
【四字熟語】 礪山帯河 【読み方】 れいざんたいが 【意味】 永く変わらない堅い誓約のこと。また、国が永遠に栄えること。 【語源・由来】 『史記』「高祖功臣侯者年表」より。「礪」は砥石のこと。「山」は泰山のこと。「河」は…
【四字熟語】 霊魂不滅 【読み方】 れいこんふめつ 【意味】 人間の魂は肉体の死後も存在しているという考え方。 霊魂不滅(れいこんふめつ)の使い方 霊魂不滅(れいこんふめつ)の例文 ともこちゃんは宗教的な理由から、霊魂不…
【四字熟語】 竜虎相搏 【読み方】 りょうこそうはく 【意味】 強い者どうしが激しく戦うこと。竜と虎が戦う意から。 【語源・由来】 李白の詩より。 【類義語】 ・竜攘虎搏(りょうじょうこはく) ・竜拏虎擲(りょうだこてき…
【四字熟語】 戮力同心 【読み方】 りくりょくどうしん 【意味】 心を一つにして力を合わせ一致協力すること。 【語源・由来】 『春秋左氏伝』「成公一三年」より。「同心」は心を合わせること。「戮力」は力を合わせること、努力…
【四字熟語】 抑揚頓挫 【読み方】 よくようとんざ 【意味】 勢いが途中でくじけること。 【語源・由来】 「抑揚」は声の上げ下げ。「頓挫」は急にくじけること。 抑揚頓挫(よくようとんざ)の使い方 抑揚頓挫(よくようとんざ…
【四字熟語】 落月屋梁 【読み方】 らくげつおくりょう 【意味】 友人を思う情が切なこと。 【語源・由来】 杜甫の「夢李白-詩」より。「屋梁」は屋根のはり。また屋根の意。唐の杜甫が友人の李白の江南に流されたのをを思いやり…
【四字熟語】 名論卓説 【読み方】 めいろんたくせつ 【意味】 見識の高いすぐれた説論。 【類義語】 ・高論卓説(こうろんたくせつ) 名論卓説(めいろんたくせつ)の使い方 名論卓説(めいろんたくせつ)の例文 ここでびしっ…
【四字熟語】 鴒原之情 【読み方】 れいげんのじょう 【意味】 兄弟の深い情愛のこと。 【語源・由来】 『詩経』「小雅・常棣」より。「鴒」は水鳥の鶺鴒(せきれい)のこと。「鴒原」は水鳥である鶺鴒がいま高原で鳴いていること…
【四字熟語】 零絹尺楮 【読み方】 れいけんせきちょ 【意味】 書画の小片・絹や紙のきれはし。 【語源・由来】 「零」はあまり・はした・わずか。「尺楮」は手紙のこと。「楮」は製紙の原料のこうぞのこと。 零絹尺楮(れいけん…
【四字熟語】 鏤塵吹影 【読み方】 るじんすいえい 【意味】 無駄な努力。やりがいのないことのたとえ。また、とりとめがない、つかみどころがないことのたとえ。 【語源・由来】 『関尹子』より。影を吹いたり、細かなちりに刻み…
【四字熟語】 累世同居 【読み方】 るいせいどうきょ 【意味】 幾代にもわたる同族が子々孫々同じ家にいっしょに住むこと。 【語源・由来】 「累世」は代々・歴代・世々・世を重ねること。 累世同居(るいせいどうきょ)の使い方…
【四字熟語】 琳琅満目 【読み方】 りんろうまんもく 【意味】 美しいもの、すばらしいものが満ち溢れていることのたとえ。 【語源・由来】 美しい玉が目の前に満ち溢れている意。「琳琅」は美しい玉。 琳琅満目(りんろうまんも…
【四字熟語】 琳琅珠玉 【読み方】 りんろうしゅぎょく 【意味】 非常に美しい玉。すぐれた人物や美しい詩文のたとえ。 【語源・由来】 『世説新語』「容止」より。「琳琅」は美しい玉。 琳琅珠玉(りんろうしゅぎょく)の使い方…
【四字熟語】 輪廻転生 【読み方】 りんねてんしょう 【意味】 仏教で、人の生きかわり死にかわりしてとどまることのないことをいう。 【語源・由来】 「輪廻」は車輪が回転してきわまりないように人が迷いの生死を重ねてとどまら…
【四字熟語】 臨終正念 【読み方】 りんじゅうしょうねん 【意味】 死に臨んで心静かに乱れないこと。また、死に臨んで心静かに阿弥陀仏を念じて極楽往生を願うこと。 臨終正念(りんじゅうしょうねん)の使い方 臨終正念(りんじ…
【四字熟語】 鱗次櫛比 【読み方】 りんじしっぴ 【意味】 うろこや櫛の歯のように続き並ぶこと。 【語源・由来】 「鱗次」はうろこのように続き並ぶ。「櫛比」は櫛の歯のようにびっしり並ぶ。「比」も並ぶ意。 鱗次櫛比(りんじ…
【四字熟語】 輪奐一新 【読み方】 りんかんいっしん 【意味】 建物が新しくなり、壮大で美麗なことの形容。 【語源・由来】 『宋史』「礼志」より。「輪」は曲折して高大な意、「奐」は光り輝くさま。「一新」は全く新しくなるこ…
【四字熟語】 麟角鳳嘴 【読み方】 りんかくほうし 【意味】 非常にまれにしか存在しないもののたとえ。 【語源・由来】 麒麟の角と鳳凰の嘴。ともに想像上のもの。 麟角鳳嘴(りんかくほうし)の使い方 麟角鳳嘴(りんかくほう…
【四字熟語】 驪竜之珠 【読み方】 りりょうのたま 【意味】 命懸けで求めなければ得られない貴重な物のたとえ。また、危険を冒して大きな利益を得ることのたとえ。黒い竜のあごの下にあるという宝玉の意。また、要領を得たすばらし…
【四字熟語】 緑林白波 【読み方】 りょくりんはくは 【意味】 盗賊の異名。 【語源・由来】 中国、新代の王莽のとき緑林山に無頼の徒が拠点して強盗を働き、後漢代に黄巾の賊が白波谷に拠って乱を起こしたことからいう。 【類義…
【四字熟語】 緑酒紅灯 【読み方】 りょくしゅこうとう 【意味】 歓楽と飽食のたとえ。また、繁華街・歓楽街のようす。 【語源・由来】 「緑酒」は緑色に澄んだ酒(美酒)のこと。「紅灯」は飲食店街などのはなやかな灯のこと。 …
【四字熟語】 綾羅錦繍 【読み方】 りょうらきんしゅう 【意味】 目をみはるほど美しいもの。また、美しく着飾ること。 【語源・由来】 「綾」はあやぎぬ、「羅」はうすぎぬ、「錦」はにしき、「繍」は刺繍をした織物で、いずれも…
【四字熟語】 両鳳連飛 【読み方】 りょうほうれんぴ 【意味】 二羽の鳳凰が並び飛ぶ。兄弟がそろって栄達することのたとえ。 【語源・由来】 『北史』「崔仲文伝」より。「鳳」はおおとり。聖天子の世にあらわれるという想像上の…
【四字熟語】 良風美俗 【読み方】 りょうふうびぞく 【意味】 良く美しい風俗習慣。 【類義語】 ・醇風美俗(じゅんぷうびぞく) 良風美俗(りょうふうびぞく)の使い方 良風美俗(りょうふうびぞく)の例文 古くさいと言われ…
【四字熟語】 竜蟠蚖肆 【読み方】 りょうばんげんし 【意味】 聖人も民間にあれば俗人にあなどられるたとえ。 【語源・由来】 『法言』「問神」より。「蟠」はわだかまる意。「蚖」はいもり。「肆」はほしいまま。 竜蟠蚖肆(り…
【四字熟語】 竜瞳鳳頸 【読み方】 りょうどうほうけい 【意味】 竜のひとみと鳳凰の首。きわめて高貴な人相をいう。 【語源・由来】 『唐書』「袁天綱伝」より。「頸」はくび。もと唐の則天武后が幼少のころにこう評された。 竜…
【四字熟語】 遼東之豕 【読み方】 りょうとうのいのこ 【意味】 世間知らずで、自分だけ得意になっていること。 【語源・由来】 『後漢書』「朱浮伝」より。「遼東」遼河の東、中国遼寧省南部地方のこと。「豕」は豚の意。 昔、…
【四字熟語】 竜挐虎擲 【読み方】 りょうだこてき 【意味】 英雄が戦うたとえ。虎と竜が激しく撃ち合う意。 【語源・由来】 李献能の詩より。「挐」はつかむ、乱れ混じること。「擲」はなげうつ、撃つ意。 【類義語】 ・竜攘虎…
【四字熟語】 量体裁衣 【読み方】 りょうたいさいい 【意味】 状況に応じて物事を現実的に処理すること。 【語源・由来】 『南斉書』「張融伝」より。「量体」は体を量ること。「裁衣」は衣を作るために布を裁つ意。体の寸法を量…
【四字熟語】 竜驤麟振 【読み方】 りょうじょうりんしん 【意味】 首を高く上げて竜のように上り、麒麟が勢いよく振るい立つように、威力や勢力が盛んなたとえ。一説に勢力・仁徳ともに備わるたとえ。 【語源・由来】 『晋書』「…
【四字熟語】 凌霄之志 【読み方】 りょうしょうのこころざし 【意味】 俗世間を遠く超越したいと願う高尚なこころざし。また志気盛んに大いに飛躍しようとするこころざし。 【語源・由来】 『漢書』「揚雄伝」より。 【類義語】…
【四字熟語】 梁上君子 【読み方】 りょうじょうのくんし 【意味】 盗賊、どろぼうのこと。転じて、鼠の異名。 【語源・由来】 『後漢書』「陳寔伝」より。中国、後漢の陳寔は、ある夜天井の梁の上に泥棒がひそんでいるのに気づき…
【四字熟語】 竜舟鳳艒 【読み方】 りょうしゅうほうぼう 【意味】 天子の乗る舟。また美しい船。 【語源・由来】 『随書』「煬帝紀」より。「竜舟」「鳳艒」はともに天子の乗る舟。「竜」「鳳」は天子を象徴する。「舟」は大船。…
【四字熟語】 竜舟鷁首 【読み方】 りょうしゅうげきしゅ 【意味】 風流を楽しむ船のこと。 【語源・由来】 竜の頭のついた舟と、水鳥(鷁)の首のついた舟をいう。転じて、豪華な舟遊びの意に用いる場合もある。 【類義語】 ・…
【四字熟語】 量才録用 【読み方】 りょうさいろくよう 【意味】 人それぞれの才能をよく考えて登用すること。 【語源・由来】 蘇軾の「上神宗皇帝書」より。「量才」は才能を量ること。「録用」は挙げ用いる、採用する意。 【類…
【四字熟語】 陵谷遷貿 【読み方】 りょうこくせんぼう 【意味】 世の中の移り変わりの激しいこと。 【語源・由来】 『詩経』「小雅・十月之交」より。「陵谷」は「遷貿」と同じで、移り変わること。高く大きな丘陵が侵食されて険…
【四字熟語】 竜興致雲 【読み方】 りょうこうちうん 【意味】 聖徳ある天子が立つと賢明な臣下があらわれるたとえ。竜が奮い興って雲を湧き起こす意。 【語源・由来】 王褒の文より。「致」はもたらす意。ここでは湧き起らせる意…
【四字熟語】 竜駒鳳雛 【読み方】 りょうくほうすう 【意味】 才知ある賢い少年のこと。すぐれた才能を持っている賢い少年のこと。 【語源・由来】 『晋書』「陸雲伝」の「此の児、若し竜駒に非ざれば、当に是れ鳳雛なるべし」に…
【四字熟語】 良禽択木 【読み方】 りょうきんたくぼく 【意味】 かしこい人物は自分の仕える主人をよく吟味して仕官するものであるということ。かしこい鳥は自分が住みやすい木に巣を作るということ。 【語源・由来】 『春秋左氏…
【四字熟語】 良玉精金 【読み方】 せいきんりょうぎょく 【意味】 性格が穏やかで純粋なこと。 【語源・由来】 『宋名臣言行録』「外集・二」より。「精金」はまじりけのない金属。「良玉」は美しい宝玉。北宋の学者、程頤の人柄…
【四字熟語】 良弓難張 【読み方】 りょうきゅうなんちょう 【意味】 才能のある人物は使いこなすのは難しいが、上手に使えば非常に役に立つということ。 【語源・由来】 『墨子』「親士」より。「良弓」は良い弓のこと。「難張」…
【四字熟語】 梁冀跋扈 【読み方】 りょうきばっこ 【意味】 後漢の梁冀は朝廷でおごり高ぶり「跋扈将軍」と呼ばれた。 【語源・由来】 『蒙求』「梁冀跋扈」より。「梁冀」は後漢の大将軍。「跋扈」は強くわがままに振る舞うこと…
【四字熟語】 凌雲之志 【読み方】 りょううんのこころざし 【意味】 俗世間を遠く超越したいと願う高尚なこころざし。また志気盛んに大いに飛躍しようとするこころざし。 【語源・由来】 『漢書』「揚雄伝」より。「凌雲」は雲を…
【四字熟語】 流連荒亡 【読み方】 りゅうれんこうぼう 【意味】 家にも帰らず酒食や遊興にふけって仕事をなまけること。 【語源・由来】 『孟子』「梁恵王・下」より。「流連」は遊びにふけって家に帰るのも忘れること。「荒亡」…
【四字熟語】 柳緑花紅 【読み方】 りゅうりょくかこう 【意味】 人の手を加えていない自然のままの美しさのこと。紅い花と緑の柳で代表させて、自然の美しさを表した言葉。 【語源・由来】 禅宗の語。 柳緑花紅(りゅうりょくか…
【四字熟語】 柳眉倒豎 【読み方】 りゅうびとうじゅ 【意味】 女性が眉を逆立てて怒るさま。 【語源・由来】 「柳眉」は柳の葉のように細い眉の意から。女性の眉。「倒」は逆さま、「豎」は立てるの意から、「倒豎」は逆さまに立…
【四字熟語】 流星光底 【読み方】 りゅうせいこうてい 【意味】 勢いよく振り下ろす刀の光を流星にたとえていう。 【語源・由来】 頼山陽の詩より。「光底」は剣のきらめきの下。 流星光底(りゅうせいこうてい)の使い方 流星…
【四字熟語】 流觴曲水 【読み方】 りゅうしょうきょくすい 【意味】 曲折した水の流れに杯を浮かべ、それが自分の前を流れ過ぎないうちに詩を作り、杯の酒を飲むという風雅な遊びのこと。 【語源・由来】 王羲之の「蘭亭集序」よ…
【四字熟語】 柳巷花街 【読み方】 りゅうこうかがい 【意味】 遊里・色町のこと。 【語源・由来】 「柳巷」は柳の木が植えてある巷、「花街」は花の咲いている街の意。昔、色町には多くの柳が植えられていたことからいう。 【類…
【四字熟語】 流金鑠石 【読み方】 りゅうきんしゃくせき 【意味】 厳しい暑さのたとえ。 【語源・由来】 『楚辞』「招魂」より。金属を流し溶かし石を溶かすこと。「鑠石」は激しい火力や熱気の形容。 昔、十個の太陽が同時に昇…
【四字熟語】 柳暗花明 【読み方】 りゅうあんかめい 【意味】 春の野の美しい景色のこと。また、花柳界・遊里のこと。また、新しい展開が開ける意にも用いる場合もある。 【語源・由来】 「王維-詩」より。「柳暗」は柳がほの暗…
【四字熟語】 立錐之地 【読み方】 りっすいのち 【意味】 とがった錐をやっとたてることができるほどのごく狭い土地。 【語源・由来】 『呂氏春秋』「為欲」より。「錐」は板などに穴をあける道具、きり。一般には「立錐の余地も…
【四字熟語】 履霜之戒 【読み方】 りそうのいましめ 【意味】 前兆を見て災難を避けよという戒め。霜を踏んで歩けばやがて氷が張る時期になることから、前兆をみてやがて来るわざわいに対して用心せよという意。 【語源・由来】 …
【四字熟語】 履霜堅氷 【読み方】 りそうけんぴょう 【意味】 前兆を見て災難を避けよという戒め。霜を踏んで歩けばやがて氷が張る時期になることから、前兆をみてやがて来るわざわいに対して用心せよという意。 【語源・由来】 …
【四字熟語】 戮力協心 【読み方】 りくりょくきょうしん 【意味】 物事を一致協力して行うこと。 【語源・由来】 「協心」は心を一つにすること。「戮」は殺す意のほかに合わせる意があり、「戮力」は力を合わせること。 【類義…
【四字熟語】 離群索居 【読み方】 りぐんさっきょ 【意味】 同朋や友人、仲間と離れて一人でいること。 【語源・由来】 『礼記』「檀弓・上」より。「群」はなかま・ともがら。「索」はさびしい、また、散る、離れる意。 離群索…
【四字熟語】 六韜三略 【読み方】 りくとうさんりゃく 【意味】 中国の有名な兵法書である『六韜』と『三略』のこと。 【語源・由来】 『六韜』は周の太公望呂尚の作とされ、文・武・竜・虎・豹・犬の六巻。『三略』は前漢の功臣…
【四字熟語】 六尺之孤 【読み方】 りくせきのこ 【意味】 未成年の孤児。また、十四・五歳で父に死なれた幼君。 【語源・由来】 『論語』「泰伯」より。「六尺」は約一・四メートルで、十四、五歳の身長。一説に一尺は二歳半で六…
【四字熟語】 六菖十菊 【読み方】 りくしょうじゅうぎく 【意味】 時期が過ぎて役に立たないことのたとえ。五月五日の端午の節句の翌日六日の菖蒲と、九月九日の重用の節句の翌日十日の菊。 【語源・由来】 ・「菖」はしょうぶ。…
【四字熟語】 六合同風 【読み方】 りくごうどうふう 【意味】 天下が統一され、風俗や教化を同じくすること。 【語源・由来】 『漢書』「王吉伝」より。「六合」は天地と四方で天下を意味する。「風」は風俗の意。 【類義語】 …
【四字熟語】 六言六蔽 【読み方】 りくげんりくへい 【意味】 人には六つの徳があるが、学問や教養を積まなければ六つの弊害を生むということ。 【語源・由来】 『論語』「陽貨」より。「六言」は、仁(愛情)・知(知恵)・直(…
【四字熟語】 乱離拡散 【読み方】 らんりかくさん 【意味】 世の乱れに遭って、人々が離れ離れになること。また世の中がめちゃめちゃになったありさま。 【類義語】 ・乱離骨灰(らりこっぱい) ・乱離骨灰(らりこっぱい) 乱…
【四字熟語】 藍田生玉 【読み方】 らんでんしょうぎょく 【意味】 家柄のよい家から賢明な子弟のでるたとえ。 【語源・由来】 『三国志』「呉志・諸葛恪伝・注」より。「藍田」は陝西省にある山の名で、美しい宝玉を産出すること…
【四字熟語】 蘭亭殉葬 【読み方】 らんていじゅんそう 【意味】 書画や骨董、器物などを非常に愛好するたとえ。 【語源・由来】 何延之の「蘭亭記」より。「蘭亭」は王義之の「蘭亭帖」、「殉葬」は死んだ人といっしょに葬ること…
【四字熟語】 乱臣賊子 【読み方】 らんしんぞくし 【意味】 国を乱す悪臣と親に背く子供。 【語源・由来】 『孟子』「滕文公・下」より。「乱臣」は主君に背いて国を乱す家臣のこと。「賊子」は親不孝な子供の意。不忠不孝の者を…
【四字熟語】 乱雑無章 【読み方】 らんざつむしょう 【意味】 めちゃくちゃですじみちが立たないこと。 【語源・由来】 『韓愈』の「送孟東野序」より。「無章」は秩序がないこと、筋道が立たないこと。 【類義語】 ・支離滅裂…
【四字熟語】 蘭摧玉折 【読み方】 らんさいぎょくせつ 【意味】 賢人や美人などの死をいう。蘭の花が砕け散り玉が折れ割れる意。すぐれた人として終わりまでまっとうして死ぬことにもいう。 【語源・由来】 『世説新語』「言語」…
【四字熟語】 覧古考新 【読み方】 らんここうしん 【意味】 古きをかえりみて、新しきを考え察すること。 【語源・由来】 『漢書』「叙伝・下」より。「覧古」は、古きをおもうこと。懐古。 【類義語】 ・温故知新(おんこちし…
【四字熟語】 蘭桂騰芳 【読み方】 らんけいとうほう 【意味】 蘭や桂が香りたつ。子孫が繁栄することのたとえ。 【語源・由来】 「蘭」はらん。「桂」はかつらの木。ともに香草・香木の類で、君子の美質また子孫のたとえ。「騰芳…
【四字熟語】 蘭薫桂馥 【読み方】 らんくんけいふく 【意味】 蘭や桂が香りたつ。子孫が繁栄することのたとえ。 【語源・由来】 「蘭」はらん。「桂」はかつらの木。ともに香草・香木の類で、君子の美質また子孫のたとえ。 【類…
【四字熟語】 爛額焦頭 【読み方】 らんがくしょうとう 【意味】 根本を忘れ些末なことを重視すること。また、物事を非常に苦労してすること。 【語源・由来】 『漢書』「霍光伝」より。「爛額」は額が爛れる意、「焦頭」は頭を焦…
【四字熟語】 嵐影湖光 【読み方】 らんえいここう 【意味】 山の青々とした気と湖面のかがやき。山水の風景の美しいことの形容。 【語源・由来】 邵長衡の「夜遊孤山記」より。「嵐」は青々とした山の気。青いもや。「湖光」は湖…
【四字熟語】 濫竽充数 【読み方】 らんうじゅうすう 【意味】 無能の者が才能のあるように見せかけること。また、実力もないのに、分以上の位にいること。 【語源・由来】 『韓非子』「内儲説・上」より。「濫」はむやみやたらに…
【四字熟語】 落花流水 【読み方】 らっかりゅうすい 【意味】 散る花と流れ去る水のことで、去りゆく春をいった語。転じて、人や物が落ちぶれることのたとえ。また、男女の気持ちが互いに通じあうことのたとえ。 【語源・由来】 …
【四字熟語】 落落晨星 【読み方】 らくらくしんせい 【意味】 しだいに仲のよい友人がいなくなること。また、友人が年とともにだんだん死んでいなくなること。 【語源・由来】 劉禹錫の詩より。「落落」はまばらでさみしいさま。…
【四字熟語】 洛陽紙価 【読み方】 らくようのしか 【意味】 著書が世にもてはやされて、よく売れること。 【語源・由来】 『晋書』「左思伝」より。「洛陽」は中国の地名。「紙価」は紙の値段のこと。中国西晋の左思は賦に巧みで…
【四字熟語】 落筆点蠅 【読み方】 らくひつてんよう 【意味】 過ちをうまくとりつくろうこと。誤って筆を落としてついた汚れをうまく蠅にえがく意。 【語源・由来】 『三国志』「呉志・趙達伝・注」より。中国三国時代、呉の画家…
【四字熟語】 落穽下石 【読み方】 らくせいかせき 【意味】 人の危難につけ込んでさらに痛めつけることをいう。 【語源・由来】 韓愈の「柳子厚墓誌銘柄」より。人が落とし穴に落ちたのに上から石を落とす意。「穽」は落とし穴の…
【四字熟語】 楽禍幸災 【読み方】 らくかこうさい 【意味】 他人の不幸を見てよろこぶこと。人が災難にあうことをよろこび、わざわいにあうのを見てたのしむ意。 【類義語】 ・幸災楽禍(こうさいらくか) 楽禍幸災(らくかこう…
【四字熟語】 落英繽紛 【読み方】 らくえいひんぷん 【意味】 散る花びらが乱れ舞うさま。 【語源・由来】 「落英」は散り落ちる花びら。「英」は花、花びらの意。「繽紛」は盛んなさま。また、乱れ混じるさま。 落英繽紛(らく…
【四字熟語】 磊磊落落 【読み方】 らいらいらくらく 【意味】 心が広くて、小さなことにこだわらないさま。 【語源・由来】 心が大きくてさっぱりしているさまの意の「磊落」を重ねて意味を強調した四字句。 【類義語】 ・豪放…
【四字熟語】 雷騰雲奔 【読み方】 らいとううんぽん 【意味】 一時もとどまらず過ぎ去っていくことのすみやかなたとえ。雷が躍り上がり雲が走る。来たかと思うとすぐにいなくなってしまう。雷が急に鳴り出したかと思うと急にやみ、…
【四字熟語】 雷霆万鈞 【読み方】 らいていばんきん 【意味】 威勢がきわめて大きく防ぎとめることのできないたとえ。雷鳴のとどろきがきわめて大きく重い。 【語源・由来】 『漢書』「賈山伝」より。「雷霆」は雷のとどろき。転…
【四字熟語】 雷陳膠漆 【読み方】 らいちんこうしつ 【意味】 友情が深く堅いこと。 【語源・由来】 『後漢書』「雷義伝」より。中国、後漢の雷義と陳重の友情は、膠や漆が固まると堅くなる以上に、確固とした深いものであるとい…
【四字熟語】 雷轟電撃 【読み方】 らいごうでんげき 【意味】 勢いのきわめてはげしいことのたとえ。雷鳴が鳴り響き電光が走る。 【語源・由来】 『近古史談』「織篇」より。「雷轟」は雷がとどろきわたること。「電撃」は稲光が…
【四字熟語】 雷轟電転 【読み方】 らいごうでんてん 【意味】 町中の喧騒の激しいことのたとえ。雷がとどろき稲妻がはしるように、人馬の叫びが激しいこと。 【語源・由来】 『長生殿』「合囲」より。「雷轟」は雷がとどろきわた…
【四字熟語】 夜目遠目 【読み方】 よめとおめ 【意味】 (女の人は)はっきり見定められないときのほうが美しく見えるということ。暗い夜とか遠い所からとか笠を着けていてはっきり見定められないときのほうが実際より美しく見える…
【四字熟語】 輿馬風馳 【読み方】 よばふうち 【意味】 非常に速いことのたとえ。 【語源・由来】 『桃花仙』「余韻」より。「輿馬」は乗り物と馬の意。「風馳」は風のごとく馳せる、風のように速く走ることをいう。 輿馬風馳(…
【四字熟語】 沃野千里 【読み方】 よくやせんり 【意味】 土地のよく肥えた広々とした原。 沃野千里(よくやせんり)の使い方 沃野千里(よくやせんり)の例文 ここは沃野千里だったので、長い歴史の中でこの土地をめぐる争いが…
【四字熟語】 翼覆嫗煦 【読み方】 よくふうく 【意味】 翼で包み抱き温める。転じて、いつくしむこと、愛撫すること。親が子を、為政者が人民を、男が女をいつくしむ。 【語源・由来】 「翼覆」は翼でおおうこと。「嫗煦」は温め…
【四字熟語】 薏苡明珠 【読み方】 よくいめいしゅ 【意味】 無実の嫌疑をかけられること。 【語源・由来】 「薏苡」ははとむぎ、花は数珠玉に似ており白い種子は食用・薬用にされる。「明珠」は宝玉。 薏苡明珠(よくいめいしゅ…
【四字熟語】 用和為貴 【読み方】 ようわいき 【意味】 人と人とが仲よくすることが最もたいせつであるということ。 【語源・由来】 『礼記』「儒行」より。聖徳太子が定めた「十七条憲法」の第一条にある語。 用和為貴(ようわ…
【四字熟語】 瑶林瓊樹 【読み方】 ようりんけいじゅ 【意味】 人品が卑しくなく高潔で、人並みはずれていること。玉の木や林。 【語源・由来】 『世説新語』「賞誉」より。「瑶」「瓊」はともに美しい玉の意。 瑶林瓊樹(ようり…
【四字熟語】 耀武揚威 【読み方】 ようぶようい 【意味】 武力や威力をあげ示すこと。 【語源・由来】 「耀」はかがやかす意。 耀武揚威(ようぶようい)の使い方 耀武揚威(ようぶようい)の例文 金箔で作られた健太くんの家…
【四字熟語】 揚眉吐気 【読み方】 ようびとき 【意味】 やるべき事を成し遂げて喜ぶさま。気がかりだったことが思い通りできて、それまで抑圧されていた気持ちが解放され、喜び楽しむさま。また憤怒するさまにもいう。 【語源・由…
【四字熟語】 揺頭擺尾 【読み方】 ようとうはいび 【意味】 人に気に入られるようにこびへつらうさま。 【語源・由来】 『五灯会元』「六」より。頭を動かして尾を振る意で、仏門の修行にもとづく故事による。 仏道修行の僧侶た…
【四字熟語】 蠅頭細書 【読み方】 ようとうさいしょ 【意味】 細かい文字のこと。 【語源・由来】 「蠅頭」ははえの頭。転じてきわめて小さいもの、わずかな利益のたとえ。「細書」は細かく書くこと。また細かな文字。 蠅頭細書…
【読み方】 ようちゅうのこうこう 【意味】 平凡な者の中でややすぐれた者の意。 【語源・由来】 『後漢書』「劉盆子伝」より。「庸」は中ほど、平凡の意。「佼佼」はすぐれたさま。 【類義語】 ・鉄中錚錚(てっちゅうのそうそう…
【四字熟語】 養生喪死 【読み方】 ようせいそうし 【意味】 生きているものを十分に養い、死んだものを手厚く弔う。孟子は人民にこのことを遺憾のないようにさせることが王道政治の始めであるとした。 【語源・由来】 『孟子』「…
【四字熟語】 揚清激濁 【読み方】 ようせいげきだく 【意味】 清潔なもの善なるものを押し上げ、汚濁のもの悪しきものを除去するたとえ。清らかな水をあげ濁る水を砕き散らす意。 【語源・由来】 『抱朴子』「外篇・刺驕」より。…
【四字熟語】 傭書自資 【読み方】 ようしょじし 【意味】 文章を書いて生活の糧とすること。 【語源・由来】 『魏書』「劉芳伝」より。「傭書」は雇われて文書を書き写すこと。「自資」はみずから生計を立てること。 【類義語】…
【四字熟語】 用舎行蔵 【読み方】 ようしゃこうぞう 【意味】 出処進退をわきまえていること。君主に認められれば世に出て仕事を行い、捨てられれば引退して静かに暮らすこと。孔子が処世の基本的立場を述べた語。 【語源・由来】…
【四字熟語】 妖姿媚態 【読み方】 ようしびたい 【意味】 いかにもなまめかしく美しい姿。また、そのような女性が人を惑わすような、笑いこびるしぐさをすることにもいう。 【語源・由来】 『本事詩』「人面桃花」より。「妖姿」…
【四字熟語】 用行舎蔵 【読み方】 ようこうしゃぞう 【意味】 出処進退をわきまえていること。君主に認められれば世に出て仕事を行い、捨てられれば引退して静かに暮らすこと。孔子が処世の基本的立場を述べた語。 【語源・由来】…
【四字熟語】 妖言惑衆 【読み方】 ようげんわくしゅう 【意味】 あやしげなことを言いふらして多くの人を惑わせること。 【語源・由来】 「妖言」は世の人を惑わすあやしい流言。 妖言惑衆(ようげんわくしゅう)の使い方 妖言…
【四字熟語】 庸言庸行 【読み方】 ようげんようこう 【意味】 ふだんの言行。 【語源・由来】 『易経』「乾・文言伝」より。「庸言」は平生の言葉。「庸行」は平生の行動・素行。 庸言庸行(ようげんようこう)の使い方 庸言庸…
【四字熟語】 陽関三畳 【読み方】 ようかんさんじょう 【意味】 別れを繰り返し惜しむこと。陽関の曲の第四句を三度反復して詠うこと。一説に、第二句以下の三句を二度繰り返して詠うこと。 【語源・由来】 蘇軾の詩より。「陽関…
【四字熟語】 用管窺天 【読み方】 ようかんきてん 【意味】 視野や見識が狭いことのたとえ。細い管から天をうかがい見る意。 【語源・由来】 『荘子』「秋水」より。 【類義語】 ・以管窺天(いかんきてん) ・管中窺豹(かん…
【四字熟語】 余韻嫋嫋 【読み方】 よいんじょうじょう 【意味】 音声が鳴りやんでもなお残るひびきが、細く長く続くさま。詩や文章の表現の背後に感じられる風情にもたとえる。 【語源・由来】 蘇軾の「前赤壁賦」より。「嫋嫋」…
【四字熟語】 遊戯三昧 【読み方】 ゆげざんまい 【意味】 仏の境地に遊んで何ものにもとらわれないこと。また、遊びたわむれふけること。 【語源・由来】 仏教の語。「・・・三昧」はそのことに夢中になって他をかえりみないこと…
【四字熟語】 悠悠閑閑 【読み方】 ゆうゆうかんかん 【意味】 ゆったりとして急がないさま。のんきにゆっくりしたさま。 【語源・由来】 「悠悠」は急がず落ち着いたさま。「閑閑」は静かで落ち着いたさま。 悠悠閑閑(ゆうゆう…
【四字熟語】 優游涵泳 【読み方】 ゆうゆうかんえい 【意味】 ゆったりとした気持ちで学問や技芸の深い境地を味わう。 【語源・由来】 「優游」はゆったりとしてこせつかないこと。「涵泳」は水にひたりおよぐ意から、ゆったりひ…
【四字熟語】 勇猛精進 【読み方】 ゆうもうしょうじん 【意味】 積極的に物事を行うこと。 【語源・由来】 「勇猛」は勇ましくたけだけしいこと。「精進」は精力的に進むこと。 【類義語】 ・勇猛果敢(ゆうもうかかん) 勇猛…
【四字熟語】 優孟衣冠 【読み方】 ゆうもういかん 【意味】 他人のまねをする人、演技をする人のたとえ。また外形だけは似ていて実質の伴わないもののたとえ。 【語源・由来】 『史記』「優孟伝」より。「優孟」は春秋時代、楚の…
【四字熟語】 右文左武 【読み方】 ゆうぶんさぶ 【意味】 文武両道を兼ね備えること。天下を治める道をいう。 右文左武(ゆうぶんさぶ)の使い方 右文左武(ゆうぶんさぶ)の例文 文事ある者は必ず武備あり、人の上に立つ人間に…
【四字熟語】 有備無患 【読み方】 ゆうびむかん 【意味】 ふだんから準備を整えておけば、万一の場合にも心配がないということ。 【語源・由来】 『春秋左氏伝』「襄公十一年」より。「患」は思い悩むこと、心配事の事。 【類義…
【四字熟語】 雄大豪壮 【読み方】 ゆうだいごうそう 【意味】 雄々しく大きくて盛んで立派なこと。 【語源・由来】 「雄大」は雄々しくて大きいこと。「豪壮」は大きく立派なこと。 雄大豪壮(ゆうだいごうそう)の使い方 雄大…
【四字熟語】 雄心勃勃 【読み方】 ゆうしんぼつぼつ 【意味】 雄々しい勇気がふつふつと湧いてくること。 【語源・由来】 「雄心」は雄々しい心、勇ましいたましい。「勃勃」は気力が盛んにおこるさま。 【類義語】 ・勇気勃勃…
【四字熟語】 有終之美 【読み方】 ゆうしゅうのび 【意味】 終わりを全うすること。 【類義語】 ・有終完美(ゆうしゅうかんび) 有終之美(ゆうしゅうのび)の使い方 有終之美(ゆうしゅうのび)の例文 日ごろの成果を出し切…
【四字熟語】 幽愁暗恨 【読み方】 ゆうしゅうあんこん 【意味】 深く人知れないうれいと恨み。 【語源・由来】 白居易の「琵琶行」より。「幽愁」は人知れない嘆き「暗恨」は人知れない恨み。 幽愁暗恨(ゆうしゅうあんこん)の…
【四字熟語】 宥坐之器 【読み方】 ゆうざのき 【意味】 『荀子』「宥坐」より。座右において戒めとする道具。 【語源・由来】 「宥」は右の意。 宥坐之器(ゆうざのき)の使い方 宥坐之器(ゆうざのき)の例文 宥坐之器を身近…
【四字熟語】 有厚無厚 【読み方】 ゆうこうむこう 【意味】 ほんとうに厚いものは厚薄をいうことができないから厚さがないのとかわらない。 【語源・由来】 『荀子』「脩身」より。「有厚」と「無厚」が同じであるとする詭弁。 …
【四字熟語】 右賢左戚 【読み方】 ゆうけんさせき 【意味】 親戚のものを低い地位(左)におき、賢者を高い地位(右)におくこと。漢代は右を尊ぶのに対し、左をいやしいものとした。 【語源・由来】 『漢書』「文帝紀」より。「…
【四字熟語】 有脚陽春 【読み方】 ゆうきゃくようしゅん 【意味】 行く先々で恩徳を施す人。 【語源・由来】 『開元天宝遺事」「四」より。唐の宋璟が行く先々で恩徳を施す姿を、当時の人々は、陽春が物をあたため育ていく姿にな…
【四字熟語】 尤雲殢雨 【読み方】 ゆうんていう 【意味】 柳永の『浪陶沙詞』より。男女の情交のこと。よりそってむつみあうさま。しなだれかかるさま。 「尤」「殢」はまつわりつく意。「雲雨」は楚の懐王が巫山の神女とむつみあ…
【四字熟語】 游雲驚竜 【読み方】 ゆううんきょうりょう 【意味】 空にながれ行く雲と空翔ける竜。能書(すぐれた筆跡)の形容。 【語源・由来】 『晋書』「王義之伝」より。「雲」は千変万化なことのたとえ。「竜」は強く勇まし…
【四字熟語】 黝堊丹漆 【読み方】 ゆうあくたんしつ 【意味】 建物が古いしきたりにかなって作られていることをいう。 【語源・由来】 李覯の「袁州学記」より。「黝」は黒色、「堊」は白色。「丹」は赤、「漆」はうるし塗り。異…
【四字熟語】 維摩一黙 【読み方】 ゆいまいちもく 【意味】 多弁より沈黙がまさっていることのたとえ。 【語源・由来】 『維摩経』「入不二法門品」より。「維摩」は古代インドの大富豪で、在家のまま釈迦の弟子としてその教化を…
【四字熟語】 山雀利根 【読み方】 やまがらりこん 【意味】 広く世の中を知ることはせず、自分の知っていることだけにこだわることのたとえ。 【語源・由来】 やまがらは一つの芸を覚えることはできても、それを応用することがで…
【四字熟語】 八咫之鏡 【読み方】 やたのかがみ 【意味】 三種の神器の一。天照大神が岩戸に隠れたとき、石凝姥命が作ったとされる鏡。わが国の皇位継承の象徴。 三種の神器のうつのほかの二つは天叢雲剣と八尺瓊勾玉。 八咫之鏡…
【四字熟語】 野戦攻城 【読み方】 やせんこうじょう 【意味】 野原や平地で戦い、城を攻めること。 【語源・由来】 『史記』「高祖紀」より。 野戦攻城(やせんこうじょう)の使い方 野戦攻城(やせんこうじょう)の例文 先日…
【四字熟語】 約法三章 【読み方】 やくほうさんしょう 【意味】 簡単な法やとり決めを作って民衆と約束すること。また、広く簡潔な法律をいう。 【語源・由来】 『史記』「高祖紀」より。秦を破った劉邦は、関中の王となったら秦…
【四字熟語】 薬石無効 【読み方】 やくせきむこう 【意味】 薬や医者の治療もききめがないこと。 【語源・由来】 唐の宣宗の文より。「薬石」は病気を治す薬と石で作った漢方の針のこと。 薬石無効(やくせきむこう)の使い方 …
【四字熟語】 冶金踊躍 【読み方】 やきんようやく 【意味】 自分が置かれている立場に安んじることができないたとえ。 【語源・由来】 『荘子』「大宗師」より。るつぼの中ではねあがって、外へ出ようとすること。 冶金踊躍(や…
【四字熟語】 問柳尋花 【読み方】 もんりゅうじんか 【意味】 春に柳や花をめでること。春のきれいな景色をさぐり求めて散策すること。また、花街に遊ぶこと。 【語源・由来】 杜甫の詩の「柳を問い、花を尋ねて野亭に到る」によ…
【四字熟語】 問答無益 【読み方】 もんどうむえき 【意味】 話し合ってもなんのたしにもならないということ。話を打ち切るときに用いる。 【類義語】 ・問答無用(もんどうむよう) 問答無益(もんどうむえき)の使い方 問答無…
【四字熟語】 問鼎軽重 【読み方】 もんていけいちょう 【意味】 その人の権威・実力を疑うこと。君主の地位をねらう野心のあること。 【語源・由来】 『春秋左氏伝』「宣公三年」より。「鼎」は皇帝の宝物とされた三本脚と二つの…
【四字熟語】 門前成市 【読み方】 もんぜんせいし 【意味】 人が多く集まることのたとえ。人の出入りが多く門前が市場のようににぎわうこと。 【語源・由来】 『戦国策』「斉策」より。「門庭、市のご若し」とあるのにもとづく。…
【四字熟語】 悶絶躄地 【読み方】 もんぜつびゃくじ 【意味】 転げまわって悶え苦しむこと。 【語源・由来】 「悶絶」は苦しみ悶えて気絶すること。「躄地」は這うこと。 悶絶躄地(もんぜつびゃくじ)の使い方 悶絶躄地(もん…
【四字熟語】 文殊知恵 【読み方】 もんじゅのちえ 【意味】 すぐれたよい知恵。 【語源・由来】 「文殊」は「文殊菩薩」の略で知恵をつかさどる。「三人寄れば文殊の知恵」は衆知を集めればよい知恵が浮かぶということ。 文殊知…
【四字熟語】 門巷填隘 【読み方】 もんこうてんあい 【意味】 人が多く集まりくる形容。門や門前の小道に人が多く集まり、そこがふさがり狭くなる意。 【語源・由来】 『唐書』「李邕」より。「填」はふさぐ、隘」は狭い意。 【…
【四字熟語】 両刃之剣 【読み方】 もろはのつるぎ 【意味】 利便なものも扱い方によってはたいへんな危険をもたらすたとえ。 【語源・由来】 『資治通鑑』「晋紀」より。「両刃」は身の背と腹の両方に刃がついている剣のこと。 …
【四字熟語】 物我一体 【読み方】 もつがいったい 【意味】 仏教で、他の物(者)と自己が一つになり、他もなく我もない境地。 物我一体(もつがいったい)の使い方 物我一体(もつがいったい)の例文 物我一体というじゃないか…
【四字熟語】 百舌勘定 【読み方】 もずかんじょう 【意味】 うまいことを言って自分だけが得をするような勘定のしかた。 【語源・由来】 鳥のもずと鳩としぎが十五文の買い物をした。支払う段になって、口のうまいもずが鳩に八文…
【四字熟語】 沐浴抒溷 【読み方】 もくよくじょこん 【意味】 髪やからだを洗い清めて、けがれを取り除くこと。 【語源・由来】 「沐浴」は湯水でからだを洗い清めること。「抒溷」の「抒」はとり除く、「溷」はにごり・けがれの…
【四字熟語】 沐浴斎戒 【読み方】 もくよくさいかい 【意味】 神仏にお祈りする前に、飲食や行動を慎み身を洗い清めること。 【語源・由来】 『孟子』「離婁・下」より。「沐浴」は髪と体を洗って身を清めること。「斎」は心の不…
【四字熟語】 目挑心招 【読み方】 もくちょうしんしょう 【意味】 遊女が流し目で客を誘うさま。 【語源・由来】 『史記』「貨殖伝」より。「目挑」は目でいどむ、「心招」は心のうちで誘い招くこと。 目挑心招(もくちょうしん…
【四字熟語】 目指気使 【読み方】 もくしきし 【意味】 言葉を出さず、目くばせや顔つきだけで、目下のものをこき使うこと。 【語源・由来】 『漢書』「貢禹伝」より。「目指」は目くばせで指図すること。威勢が盛んで傲慢なさま…
【四字熟語】 妄評多罪 【読み方】 もうひょうたざい 【意味】 見当はずれの批評を深く詫びること。他人の文章への批評のあとに書く謙称。 妄評多罪(もうひょうたざい)の使い方 妄評多罪(もうひょうたざい)の例文 妄評多罪と…
【四字熟語】 孟仲叔季 【読み方】 もうちゅうしゅくき 【意味】 兄弟姉妹の長幼の順。長子・次子・三子・四子の称。 【類義語】 ・伯仲叔季(はくちゅうしゅくき) 孟仲叔季(もうちゅうしゅくき)の使い方 孟仲叔季(もうちゅ…
【四字熟語】 妄想之縄 【読み方】 もうぞうのなわ 【意味】 仏教で、限りなく身を苦しめる迷い。 【語源・由来】 『法蔵宝論』より。「妄想」はみだらな考え・迷いの心。 妄想之縄(もうぞうのなわ)の使い方 妄想之縄(もうぞ…
【四字熟語】 毛骨悚然 【読み方】 もうこつしょうぜん 【意味】 ひどく恐れおののくさま。毛髪や骨の中にまで恐れを感じるということから。 【語源・由来】 「悚然」は恐れてぞっとする、恐れてすくむさま。 毛骨悚然(もうこつ…
【四字熟語】 妄言多謝 【読み方】 もうげんたしゃ 【意味】 いいかげんな言葉を並べたことを深くおわびしますの意。手紙文などの末尾に置く語。 【類義語】 ・暴言多罪(ぼうげんたざい) 妄言多謝(もうげんたしゃ)の使い方 …
【四字熟語】 綿裏包針 【読み方】 めんりほうしん 【意味】 表面は柔和で当たりがよいが、ひそかに悪事を抱いていること。 【語源・由来】 「綿裏」は柔らかい綿の中のこと。「包針」は針を隠すこと。綿の中に相手を傷つける針を…
【四字熟語】 面折廷諍 【読み方】 めんせつていそう 【意味】 面と向かって臆することなく争論すること。 【語源・由来】 『史記』「呂后記」より。「面折」は面と向かって責める。「廷諍」は朝廷で争論すること。剛直の臣につい…
【四字熟語】 麪市塩車 【読み方】 めんしえんしゃ 【意味】 雪の積もる形容。 【語源・由来】 李商隠の「喜雪-詩」より。「麪」は麦粉・うどん粉で、「麪市」は雪におおわれた市街のたとえ。「塩車」は白い塩を運ぶ馬車で、町行…
【四字熟語】 面向不背 【読み方】 めんこうふはい 【意味】 どこから見ても、整っていて美しいこと。また、どこから見ても同じであること。 【語源・由来】 「面向」は額の真ん中のこと。「不背」は裏がない意。もと、三方に正面…
【四字熟語】 名存実亡 【読み方】 めいそんじつぼう 【意味】 名前だけが残って実質が失われること。物事が見かけだけになること。 【語源・由来】 韓愈「処州孔子廟碑」より。 【類義語】 ・有名無実(ゆうめいむじつ) 名存…
【四字熟語】 明窓浄几 【読み方】 めいそうじょうき 【意味】 清潔で快適に勉強できる書斎。明るい窓辺に塵ひとつない清らかな机の意。転じて、書斎を意味する。 【語源・由来】 欧陽脩「試筆」より。 【類義語】 ・窓明几潔(…
【四字熟語】 鳴蝉潔飢 【読み方】 めいせんけっき 【意味】 高潔の士はどのようなときにも節操を変えないたとえ。蝉は高潔な性格なので飢えても汚いものは食べない意。 鳴蝉潔飢(めいせんけっき)の使い方 鳴蝉潔飢(めいせんけ…
【四字熟語】 命世之才 【読み方】 めいせいのさい 【意味】 世にすぐれた才能。また、そのような才能を持つ人。 【語源・由来】 李陵の「答蘇武書」より。「命世」は世に有名なこと。 【類義語】 ・命世之英(めいせいのえい)…
【四字熟語】 名声過実 【読み方】 めいせいかじつ 【意味】 実際よりも評判のほうが高いこと。評判どおりではない意。 【語源・由来】 『史記』「陳豨伝」より。 名声過実(めいせいかじつ)の使い方 名声過実(めいせいかじつ…
【四字熟語】 名声赫赫 【読み方】 めいせいかくかく 【意味】 よい評判が盛んにあがること。 【語源・由来】 「名声」は世間でのよい評判のこと、「赫赫」は勢いがよいこと。 【類義語】 ・名声日月(めいせいじつげつ) ・大…
【四字熟語】 盟神探湯 【読み方】 めいしんたんとう 【意味】 我が国の古代、真偽正邪を裁くのに神に誓って手で熱湯を探らせたこと。 神に誓って湯を探ると正しい者はただれず、邪なものはただれるとしたもの。神明裁判の一つ。 …
【四字熟語】 明珠暗投 【読み方】 めいしゅあんとう 【意味】 どんなに貴重なものも、人に贈るときに礼儀を失すれば、かえって恨みを招くたとえ。明珠(宝の玉)を暗闇で人に投げ与える意。 【語源・由来】 『史記』「鄒陽伝」よ…