愛多憎生の意味(典拠・類義語・英語訳)
【四字熟語】
愛多憎生
【読み方】
あいたぞうせい
【意味】
寵愛(ちょうあい)や恩恵(おんけい)を受け過ぎると、必ず他人のねたみや憎しみ、嫉み(そねみ)を買うことになる。
人からの愛情や恩に対しても、適度に受け取らなあかんってことやな。
これは、「何事も適度が大切」ってことを教えてくれるんやな。
【典拠・出典】
『亢倉子』「用道」
【類義語】
・愛多憎至(あいたぞうし)
【英語訳】
・be envy when gets too much love
・Too much love from some person at the same time too much hate from another person.
愛多憎生(あいたぞうせい)の解説
「愛多憎生」っていうのは、誰かにたくさんの愛情をもらったり、たくさんのお世話になったりすると、それが度を超すと、その結果、他の人から嫌われたり、ねたまれたりするようになる、という意味だよ。
つまり、愛情がたくさんあると、その分だけ人から憎まれることも増える、っていうことなんだ。ちょっと難しいけど、人からたくさんの愛情をもらってる人は、そのせいで他の人からうらやましがられたり、嫌われたりすることもある、っていうことを教えてくれる言葉なんだ。
例えば、「彼女は愛多憎生の対象」っていうと、彼女がたくさんの愛情をもらってるせいで、それが度を越して、その結果、他の人から嫌われたり、ねたまれたりしている、という意味になるんだ。
ちなみに、この四字熟語の出どころは、「亢倉子」っていう本で、その作者は「用道」という人なんだよ。
愛多憎生(あいたぞうせい)の使い方
愛多憎生(あいたぞうせい)の例文
- 目に余る優遇は、愛多憎生で怒れる人々からいつかひどい目に遭わされるに違いない。
- 彼から独占的に優遇されるようになってから、いつしか彼女は愛多憎生の対象となっていった。
- その男は愛多憎生の念にかられ、彼女を悪く言うようになった。
- 人気者のゴシップ記事の多くは、個人的な愛多憎生の思いが込められた悪意のあるものになっている。
- 彼女は仮初めの成功は納めたものの、愛多憎生を辛くも身に染みて感じることとなった。
だから、何事も適度な範囲が大切だという教えを伝えているんだ。