【四字熟語】
塞翁之馬
【読み方】
さいおうのうま
【意味】
幸いが転じて禍いになったり、不幸と思ったことが幸いになること。人生の幸不幸は、後になってみなければわからないということ。また、いたずらに喜んだり悲しんだりするべきではないということ。
【語源・由来】
「塞翁」は砦の老人という意味。
【典拠・出典】
『淮南子』「人間訓」
【類義語】
・禍福倚伏(かふくいふく)
・塞翁失馬(さいおうしつば)
塞翁之馬(さいおうのうま)の使い方
自転車でサイクリングしていたら崖に落ちたんだ。
それは不幸な出来事だったわね。
でも、落ちたところに宝箱が落ちていて、なんと金銀財宝を手に入れたんだ。
それは塞翁之馬だったわね。
塞翁之馬(さいおうのうま)の例文
- 人生は塞翁之馬と言うけれど、乗り遅れた飛行機が落ちました。
- ハイキングの途中で蜂に刺されて下山することになったけれども、塞翁之馬、おかげでその後の落石に巻き込まれずに済みました。
- 塞翁之馬、あなたもいつか成功するかもしれません。
- 火事で家を失った僕に、塞翁之馬、きっと幸せがくるよと慰めの言葉をかけてくれました。
- 受験に失敗して、不本意ながら二流の大学に入学したけれども、塞翁之馬、大学でいい先生に巡り合うことが出来、良い会社に就職することが出来ました。