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墨子薄葬【ぼくしはくそう】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
墨子薄葬

【読み方】
ぼくしはくそう

【意味】
墨子は盛大な葬式を主張する儒家に対して質素な葬儀を唱えたこと。

【語源・由来】
「墨子」は戦国時代の思想家の墨翟のこと兼愛・非戦。節約(倹約)などを主張し、儒家に対抗した。「薄葬」は質素な弔いの儀式。

【典拠・出典】
孟子』「滕文公・上」

墨子薄葬(ぼくしはくそう)の使い方

ともこ
健太くんのおじいちゃんが先月亡くなったんですって?
健太
そうなんだ。
ともこ
知らなくてごめんなさいね。
健太
いいんだ。墨子薄葬の墨子のように簡素な葬儀を望んでいたおじいちゃんのために、家族でひっそり済ませたんだよ。だから知らなくてもしょうがないんだ。

墨子薄葬(ぼくしはくそう)の例文

  1. 墨子薄葬というけれども、確かに墨子の言う通りで葬式を豪華にしたからって生前の罪が許されるわけではないんだ。
  2. 節約を重んじる墨子の性質は、墨子薄葬という言葉にも表れています。
  3. 墨子薄葬ともいうように、死にゆく私のために多額のお金を使う必要はない、質素にしてほしい。
  4. 墨子薄葬も墨子兼愛も儒家に対して述べられた言葉だけれども、そもそも墨子に対抗する意識はあったのかしら。
  5. 私は儒家だけれども、墨子薄葬というように、葬式に対する考えは墨子に賛成です。

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