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出典:大般涅槃経(だいはつねはんぎょう)の四字熟語一覧

『大般涅槃経』(だいはつねはんぎょう)は、釈迦の入滅(大般涅槃)に関する仏教経典の総称です。この経典は、釈迦の晩年から入滅、さらに入滅後の舎利の分配などが詳しく記述されています。

初期の『涅槃経』には、上座部仏教のパーリ語経典の長部第16経として存在し、漢訳では『長阿含経』の「遊行経」や『仏般泥洹経』、『般泥洹経』、『大般涅槃経』などがあります。

一方、大乗仏教における『涅槃経』は、初期のものと内容は似ていますが、主張する思想が異なり、「一切衆生悉有仏性」を説きます。これは、すべての衆生に仏となる可能性や本性があるという教えです。大乗の立場からは、『大般涅槃経』が大正蔵にも収録されており、曇無讖の訳したものや、法顕の訳したものなど、異なるバージョンが存在します。

特に大乗の『涅槃経』は、如来が常に存在し、変わることがないとともに、すべての衆生に仏性があると教えます。この経典は中国で高く評価され、仏性の思想は後の中国や日本の仏教にも大きな影響を与えました。

中国では涅槃宗という宗派が成立しましたが、日本には直接伝来しなかったことも注目されます。

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