【四字熟語】
兼愛交利
【読み方】
けんあいこうり
【意味】
人を区別なく広く愛し、互いに利益を与え合うこと。中国戦国時代の墨子の思想。
【語源・由来】
「兼愛」は区別なく愛すること。博愛。孔子など儒家の説く仁愛を、差別愛として対抗的に唱えられたもの。「交利」は「交も利す」と訓読し、互いに利益を与え合うこと。
【典拠・出典】
『墨子』「兼愛・中」
兼愛交利(けんあいこうり)の使い方
また、海外で紛争が起きているニュースが流れていたね。
ええ見たわ。兼愛交利の精神が世界中に広まれば、もっと平和な世の中になるのにね。
今回は、地下に埋まっている資源の奪い合いが原因だったらしいね。
奪ったもので生活が潤っても、誰も幸せにはならないわ。
兼愛交利(けんあいこうり)の例文
- 試合が終わったら、勝敗に関わらず兼愛交利で握手を交わします。
- 国際サミットは、兼愛交利を忘れ、各国が利益を主張したため、平行線に終わりました。
- 兼愛交利、天下の不利益は差別から生まれる、差別のない世の中にしましょう。
- 兼愛交利、バレンタインデーは本命だけではなく、平等に義理チョコも渡しましょう。
- 兼愛交利、博愛精神の彼は一夫多妻制で多くの妻を平等に愛しました。