【四字熟語】
甕牖縄枢
【読み方】
おうゆうじょうすう
【意味】
貧しく粗末な家の形容。かめの口のように小さな丸窓と縄を枢(とぼそ:戸の開閉をする軸)の代わりにした家の意味。 「甕」はかめ、「牖」は窓のこと。
【典拠・出典】
賈誼「過秦論」
【類義語】
・蓬戸甕牖(ほうこおうゆう)
・甕牖桑枢(おうゆうそうすう)
甕牖縄枢(おうゆうじょうすう)の使い方
うわあ。山の中で迷子になった上に、雨が降ってきたよ。
甕牖縄枢だけど、あそこに小屋があるわよ、とりあえず雨宿りしましょうよ。
そうだね。でも山姥とか出てきたらどうする?
山姥?・・・健太くんが先に入って確かめてきてちょうだい!
甕牖縄枢(おうゆうじょうすう)の例文
- 甕牖縄枢で申し訳ないですが、どうぞ入って休んで行ってください。
- どうせこの世にいる間の仮の家だと思っているので、甕牖縄枢で十分なのです。
- 甕牖縄枢だったので、台風による強風に負けて倒壊してしまいました。
- 甕牖縄枢が集まって立っている地域で火事が起こり、消火が間に合わず延焼してしまいました。
- あの甕牖縄枢には、のら猫がたくさん住み着いているようです。