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七歩之才【しちほのさい】の意味と使い方や例文(出典・類義語)

【四字熟語】
七歩之才

【読み方】
しちほのさい

【意味】
すぐれた詩文をすばやく作る才能。「七歩」は七歩歩くこと。
中国三国時代、魏の曹丕・曹植の兄弟はともに詩才に恵まれていた。父曹操の死後、即位して文帝となった曹丕は弟の才能をねたんで迫害し、あるとき曹植に「七歩歩く間に詩を一首作れ。できなければ殺す」と言った。これを聞いた曹植は「私は豆で、あなたは豆殻。豆と豆殻は同じ根から生まれたのに、豆殻は火となって釜の中の豆を煮て苦しめる。兄弟なのにどうして苦しめるのですか。」という詩を作った。これを見た曹丕は深く恥じたという故事から。

【典拠・出典】
世説新語』「文学」

【類義語】
七歩八叉(しちほはっさ)
・七歩成詩(しちほせいし)
・陳思七歩(ちんししちほ)

七歩之才(しちほのさい)の使い方

健太
ともこちゃん。宿題の詩はもうできたの?
ともこ
ええ。学校の帰り道に鳥のさえずりを聞きながら詩を作ったわ。
健太
さすがともこちゃん。七歩之才だね。僕は全然思いつかないよ。僕の分もささっと作ってくれないかな。
ともこ
机の前でうなっていてもきっと一生思い浮かばないわよ。町の中を散歩してみたらいいわよ。がんばってね。

七歩之才(しちほのさい)の例文

  1. 平安時代の貴族は、短歌で会話をしていたのだから七歩之才があったに違いない。
  2. ともこちゃんは七歩之才があるから、一年に五冊も詩集を出版します。
  3. 健太くんの七歩之才は詩人だったおじいちゃん譲りでしょうね。
  4. この子は七歩之才がある、もっとこの才能を磨くべきだ。
  5. 僕が書いた詩が、偶然プロデューサーの目に留まり、七歩之才が認められました。

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