【四字熟語】
孔明臥竜
【読み方】
こうめいがりょう
【意味】
まだ世に知られていないすぐれた人物のこと。
【語源・由来】
中国三国時代、蜀(しょく)の諸葛亮孔明が隠れ住んでいたとき、潜んでいる竜のように優れた人物であると世間の評判だったという故事から。
【典拠・出典】
『三国志』「蜀志・諸葛亮伝」
【類義語】
・猛虎伏草(もうこふくそう)
・伏竜鳳雛(ふくりょうほうすう)
・臥竜鳳雛(がりょうほうすう)
【英語訳】
excellent-talent man hidden in the masses
massesは「民衆」という意味の名詞。
英文例
彼はまさに孔明臥竜だった。He was just excellent-talent man hidden in the masses.
英文例
彼はまさに孔明臥竜だった。He was just excellent-talent man hidden in the masses.
孔明臥竜(こうめいがりょう)の使い方
最近なにかとニュースで騒がれている新人ピッチャーって、健太くんから見てどうなの?
いや、すごいピッチャーだと思うよ。これまで無名だったのが信じられないくらいさ
孔明臥竜だったのね。社会人野球でもあまり投げてなかったらしいし
いい監督に恵まれなかったのかもね。これからの活躍が楽しみだよ!
孔明臥竜(こうめいがりょう)の例文
- 彼は我社に中途採用で入社したのだが、入社後にメキメキと頭角をあらわし、今では新規事業の立ち上げに関わるまでになった。みんな孔明臥竜の人だったのだろうと噂している。
- 以前本で読んだのだが、プロ野球選手のスカウトもなかなかに大変な仕事らしい。あきらかに有名な選手は他の球団との争奪戦が厳しいし、無名の選手の中から孔明臥竜を見つけるのも大変ということだ。
- ある政治家のインタビューで、最近事務所に入った秘書のことをやたらと褒めている記事が印象的だった。とくに経験があるわけでもないのに、採用したらとたんに事務所を取り仕切るまでになったそうで、孔明臥竜だったらしい。
- 誰をスターティングメンバーに選ぶか、孔明臥竜が誰なのかをしっかり見極める必要がある。
- どこの会社でも、孔明臥竜を求めて新人を採用するものだ。
まとめ
孔明臥竜(こうめいがりょう)は、中国の故事が由来で、民間に隠れている優れた人物を表す言葉です。才能のある人が必ず適職についているとは限らないので、今でも多くの孔明臥竜(こうめいがりょう)が在野に眠っていることでしょう。