【四字熟語】
伐性之斧
【読み方】
ばっせいのおの
【意味】
心身に害を及ぼす事物のたとえ。女色におぼれたり、偶然の幸運をあてにすること。
【語源・由来】
「伐性」は人間の本性をそこなうこと。女色や僥倖は人の本性をそこなう斧であるという意味。
【典拠・出典】
『呂氏春秋』「本生」
【類義語】
・逐禍之馬(ちくかのうま)
・酒色財気(しゅしょくざいき)
伐性之斧(ばっせいのおの)の使い方
宝くじが当たらないかなあ。
当たらない方が幸運かもしれないわよ。
なんで?
宝くじの当選は伐性之斧だからよ。きっと当選したお金を無駄に使いきって、また当選を期待してしまうことになるわ。そして二度と当たらない。それって不幸よ。
伐性之斧(ばっせいのおの)の例文
- 男女交際は伐性之斧だと考える父の方針によって、僕はずっと男子校育ちです。
- ギャンブルは伐性之斧なので、カジノの建設に反対です。
- お酒はたしなむ程度なら薬にもなりますが、弱い心の人にとっては伐性之斧となります。
- 成人向けの雑誌は伐性之斧だから、この市では条例で販売できないことになっています。
- 健太くんがやっていることは伐性之斧、女性におぼれて散財するなんて最低ですよ。