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出典:杜牧(とぼく)の四字熟語一覧

杜牧・『晩笑堂竹荘畫傳』より

杜牧(とぼく、803年 – 853年)は、中国晩唐の詩人として知られ、京兆郡杜陵県の出身です。彼の字は牧之(ぼくし)で、樊川とも号しました。杜甫と区別して小杜と呼ばれ、李商隠と共に「晩唐の李杜」と称されました。彼の詩は平明で豪放なものであり、特に七言絶句において優れた作品を残しています。艶麗と剛健の両面を持つ詩風とともに、李白や韓愈、柳宗元からの影響も見受けられます。

杜牧は長安の名門に生まれ、25歳で進士となり、官職を歴任しました。彼の経歴は数多くの政変や転任によって築かれ、中央での出世は得られませんでした。特に揚州での時期には、詩作を開始し、風流の日々を送ったとされます。

彼は文学家としての真面目さを持ち、兵法の書『孫子』に注釈を施すなど、学問にも造詣が深かったです。『樊川詩集』や「阿房宮賦」など、多くの作品を残しています。

政治的な識見も持ち合わせており、時代の奢侈や衰退に対する嘆きや非難を詩に綴りました。彼の生涯は苦悩と挫折も多かったが、それにも関わらず、後世に数多くの名作を残すこととなりました。

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