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捲土重来【けんどちょうらい】の意味と使い方や例文(故事・出典・類義語・対義語・英語訳)

捲土重来

「捲土重来」の意味とは?(出典・類義語・対義語)

意味

【四字熟語】
捲土重来

「捲」は「巻」とも書く。「重」は「じゅう」とも読む。

【読み方】
けんどちょうらい

【意味】
一度敗れた者が、再び勢いを取り戻して巻き返すこと。

「捲土」は土煙を巻き上げるさま。「重来」は再び来ること。
四字熟語の博士
「捲土重来」は、「一度失敗したけど、もう一度元気になって戦いに戻ること」って意味だよ。
助手ねこ
例えば、サッカーの試合で一度負けたチームが、もう一度元気になって再戦に挑むとき、それを「捲土重来」というんだよ。

【典拠・出典】
杜牧「題烏江亭」

【類義語】
起死回生(きしかいせい)
・回生起死(かいせいきし)

【対義語】
一蹶不振(いっけつふしん)
再起不能(さいきふのう)

【英語訳】
rallying、rally、returning to the attack、rallying one’s forces

例文 捲土重来を期る。
try again even harder.

捲土重来(けんどちょうらい)の故事

【故事】
唐の詩人杜牧とぼくが、漢の劉邦りゅうほうに敗れた項羽こううの死を惜しんで、「江東の子弟才俊多し、捲土重来未だ知るべからず」と詠んだ詩から。江東の子弟には優れた人材が多い。再び兵を起こし、土を捲く勢いで来たならば勝敗はどうなったかわからないのに、という意味。

故事を簡単に説明!
カンタン!解説

「捲土重来」の由来は、古代中国の有名な詩人、杜牧とぼくの詩からきているんだよ。

杜牧とぼくは、項羽こううという王が故郷に戻って再び戦いを続けていたら、どうなっていたか想像して詩を書いたんだ。項羽は、戦いに敗れて悲劇的ひげきてきな最期を迎えた人物で、彼が再び戦いに挑む姿を描いたのが、「捲土重来」の部分なんだ。

その詩の一部を訳すと、「項羽の故郷にはたくさんの才能ある人がいて、彼が再び戦いに挑んでいたら、この戦いの結果はどうだったか、わからない」という意味になるよ。

つまり、「捲土重来」は、「一度敗れたけど、もう一度元気になって再び戦いに挑むこと」を表す言葉として使われるようになったんだよ。

捲土重来(けんどちょうらい)の使い方

ともこ
試合お疲れさま。結果は負けちゃったけどいい試合だったわよ。
健太
いい試合をしたかったんじゃない!勝つ試合をしたかったんだ!
ともこ
心が折れてないようで安心したわ。捲土重来を目指して頑張ってよ!
健太
よし!帰ってからミーティングをして特訓だ!

捲土重来(けんどちょうらい)の例文

例文
  1. 彼のチームは、優勝候補に負けて敗退したが、捲土重来を期し、敗者復活戦から見事決勝トーナメント進出を決めた。
  2. 彼の捲土重来のパワーは、いったいどこからくるのだろうか。
  3. 息子は父親にいつも戦いごっこを挑んで負けているが、捲土重来を期して何度も何度も立ち向かっている。
  4. 去年は負けたが、今年は捲土重来を心に刻み、なんと逆転勝利することが出来た。
  5. 今期の我が社の売り上げは、例年を下回っておりますが、捲土重来を期し、来年度に巻き返しを図ります。

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