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陰森凄幽【いんしんせいゆう】の意味と使い方や例文(語源由来・英語訳)

【四字熟語】
陰森凄幽

【読み方】
いんしんせいゆう

【意味】
樹木や植物が鬱蒼(うっそう)と生い茂り、薄暗く、静まりかえっていること。

【語源・由来】
「陰森」は日の光を遮るほど植物が生い茂っていること、「凄幽」は静まり返っていることを示します。

【典拠・出典】

【英語訳】
・thick
・dense
・luxuriant

陰森凄幽(いんしんせいゆう)の使い方

健太
あまりに静まりかえっていて怖いほどだね。
ともこ
むせかえるほどの緑の香りがするわ。
健太
この獣道はたどって行って大丈夫なのかな?
ともこ
そうね・・・ これほど陰森凄幽と、森の魔物にでものみ込まれそうだわ!

陰森凄幽(いんしんせいゆう)の例文

  1. 陰森凄幽たる森の中に誘われるかのように彼は入っていった。
  2. 激しい雨音さえも、陰森凄幽とした木々に吸い込まれていくかのようだった。
  3. かつては喧騒と栄華に沸いていた街が、今は陰森凄幽として廃墟となっていた。
  4. 人影の消えた街を長い時間をかけて植物が支配し、陰森凄幽とした景色が広がっていた。
  5. 能は陰森凄幽とした別世界をその舞で表現している。
  6. このアニメ映画では陰森凄幽とした神秘の森が見事に描かれている。

まとめ

木々や植物がすべてを覆い尽くすかのように繁茂し、日の光までも遮る勢いでいる様子を映しています。すべてを包む圧倒的な生命力は音さえも覆い尽くしてしまう―――それを「凄幽」と表現しているのです。
植物のほかには生きものの気配がしないほど静まりかえっている様子は、神々しさを感じさせます。はたまた恐れ多いもの、あるいは魔物までイメージさせるほどです。
これほど科学でいろいろなことが解明されつつある世の中とは言え、まだまだ人知の及ばないものがこの世には溢れています。未知なるものに畏れや震えを覚えるのは誰しもある自然な感情です。
この四字熟語もまた、そうした人知を超えた自然の力強さ、神を感じさせるような生命力の強さを表しているのかも知れません。


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