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異類中行【いるいちゅうぎょう】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・英語訳)

【四字熟語】
異類中行

【読み方】
いるいちゅうぎょう

【意味】
仏が衆生を救うために、俗世に身を投じ多くの人々を救済する。禅僧が修業のためにさまざまな方法を用いること。

【語源・由来】
仏教語。異類の中を行く意味。
発願利生する菩薩が成仏した後も涅槃にとどまらずに六道の衆生を救うこと。
「異類」は、種類の異なるもののこと。

【典拠・出典】
景徳伝灯録』「八」

【英語訳】
things of a different type

英語例文
異類中行。To save the sentient beings, the Buddha spends most of the time in religious people.

異類中行(いるいちゅうぎょう)の使い方

ともこ
昨日、お寺で法話を受けてきたの。異類中行を改めて教えてもらったよ。
健太
そうなの? 仏様のおはなしはあまり聞くこともなかったけど、いい話しを聞いてきたんだね。
ともこ
仏教のことは細かく知らないけど、法話を聞いていると仏さまに守られているような気持ちがするのよ。
健太
ぼくも、一度法話を聞きにいってみたいな〜

異類中行(いるいちゅうぎょう)の例文

  1. 禅僧による異類中行の教えを受けて私はここに行き着いた。
  2. 高徳の僧侶だが、常に世俗の中にあって不幸な人の声に耳を傾ける、異類中行の道を歩んでいる。
  3. 禅宗の修行というのは、起きてから眠るまでの生活動作のすべてを含むが、異類中行の師の教えがある。
  4. 煩悩を超越したとされる異類中行の悟りの境地、その道は遥かに遠くてたどりつけそうにない。

まとめ

仏が衆生を救うために、迷いの世界である俗世に身を投じること。現実的な観念・事物を意味し、「類」は理想的な観念・事物を意味するという解釈もある。
自己が自己に再帰的に関わっていくことを「異類中行」とされている。この両方の用法に、単純な「自-他」という区分がないことを重々理解されたい。

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