【四字熟語】
寡聞少見
【読み方】
かぶんしょうけん
【意味】
見識が狭いこと。また、世間知らずなこと。自分を謙遜するときによく用いる。
【語源・由来】
「寡」は少ない意。「寡聞」は見聞の狭いこと。見聞きしてきたものが少ないということから。
【典拠・出典】
『漢書』「匡衡伝」
【類義語】
・寡見少聞(かけんしょうぶん)
【英語訳】
poor knowledge
knowledgeは「知識」という意味の名詞。
英文例
寡聞少見ではありますが、よろしくお願いします。I have poor knowledge, but teach me please.
英文例
寡聞少見ではありますが、よろしくお願いします。I have poor knowledge, but teach me please.
寡聞少見(かぶんしょうけん)の使い方
こんど来た先生、すごく腰が低くて優しそうだったわね
そうだね、にこにこしていて話しやすそうだよね
挨拶でも、寡聞少見ですが、って謙虚な感じだったし
うちの担任になってくれたらいいのにね
寡聞少見(かぶんしょうけん)の例文
- 今回の人事異動で配属されて来た若手社員は、なかなか見どころがありそうだ。最初の挨拶で、寡聞少見な若輩ですが、よろしくご指導頂けますようお願いいたします、と、とても丁寧な話しぶりだったのが好印象だ。
- いいかい、何事もはじめが肝心だよ。初対面の人たちに挨拶するときには、きちんと寡聞少見ですが、と謙遜して、しっかり面倒を見てもらえるようにしないとね。
- 自信を持つことは大切だが、謙虚な気持ちを持ち続けることも大切だ。いつも寡聞少見な身だと自分に言い聞かせながら仕事をするようにすれば、間違いはないだろう。
- 今度部長に昇格したうちの上司はとても腰が低い人だ。部長の就任挨拶でも、寡聞少見ですが、と言っていたくらいだから、今後も部下とうまくやってくれるだろう。
- 謙虚な気持ちでいることは良いことだが、あまりに寡聞少見だと自分を卑下し過ぎるのはどうかと思う。
まとめ
「寡聞」は見聞の狭いことから、寡聞少見(かぶんしょうけん)は、見識が狭いことを表す言葉となりました。謙虚にへりくだる姿勢は大切ですが、あまり度が過ぎると嫌味になりかねません。謙虚でいながら、攻めるところはしっかりと攻めていきましょう。