【四字熟語】
恐悦至極
「恭悦至極」とも書く。
【読み方】
きょうえつしごく
【意味】
恐悦至極とは、かしこまって喜ぶこと。目上の人に述べる喜びのことば。
【語源由来】
「恐悦」とは、つつしんで喜ぶ意。「至極」とは、この上ないこと。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・恐恐謹言(きょうきょうきんげん)
・恐惶謹言(きょうこうきんげん)
・恐惶嘆願(きょうこうたんがん)
・惶恐再拝(きょうこうさいはい)
・再拝稽首(さいはいけいしゅ)
・誠惶誠恐(せいきょうせいこう)
・頓首再拝(とんしゅさいはい)
・妄言多謝(もうげんたしゃ)
【英語訳】
extremely delighted
恐悦至極(きょうえつしごく)の使い方
健太くん。さっきは空手の先生と何をお話していたの?
ああ、先生が、僕の試合を見ていてくれたんだ。それで、とても良かったと褒めてくださったから、僕は「お褒めいただいて恐悦至極です。」って言ったんだ。
健太くんが、あの健太くんが、きちんと目上の人に挨拶できるなんてびっくり仰天だわ。
・・・そんなにびっくりしなくてもいいじゃないか。空手では、行儀作法も厳しく教えられているし、先生のことをとても尊敬しているからね。
恐悦至極(きょうえつしごく)の例文
- このたびは、私の当選祝いに会長自らご光臨賜りまして、恐悦至極でございます。
- 当家の養子縁組につきましては多大なご配慮をいただき、恐悦至極に存じます。
- 持ってまいりますのがビールで、見事な銅のカップ、縁に泡が立っております。 恐悦至極でございましょう。
- あなた様にご高覧頂けまして、恐悦至極に存じまする。
- 彼とは同じ屋根の下に寝起きしているけれども、たとえ顔が合ってもむこうはいつもせわしそうで、庭や廊下ですれ違いながら「あいかわらずお世話になっておりまして、まことに恐悦至極であります」と頭を下げるのみだ。