【四字熟語】
懸針垂露
【読み方】
けんしんすいろ
【意味】
筆法の基本の一つ。
【語源・由来】
「懸針」は、筆法の一つ。縦に引く画(かく)の終筆をはらい、針のように尖らすこと。「垂露」は、筆法の一つ。縦に引く画(かく)の終わりをはらわずに筆を押さえて止めること。「懸針」⇔「垂露」
【典拠・出典】
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懸針垂露(けんしんすいろ)の使い方
ともこちゃんは、書道が得意だよね。何かコツがあるの?
懸針垂露を意識するといいわよ。
針の如き鋭い線、露の如き垂れる点ってわけだね。
そうよ。これを意識すると、筆の持ち方から、心の持ち方までがらりと変わるわよ。
懸針垂露(けんしんすいろ)の例文
- 書道の基本は、懸針垂露で、筆の使い方で作品の良し悪しが変わる。
- 懸針垂露を意識し、自然に入って自然に抜ける穂先を会得すると、書は格段に上達する。
- 健太くんは、懸針垂露をマスターし、きれいな線が書けるうになった。
- ともこちゃんが書道をする様子を観察して、懸針垂露とはどういうものかを学び取った。
- 不器用な健太くんは懸針垂露を体得するまでに、三年を要した。