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二束三文【にそくさんもん】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・英語訳)

二束三文

【四字熟語】
二束三文

【読み方】
にそくさんもん

【意味】
売値が非常に安いこと。いくら売っても、もうけが出ないほどの安値で売ること。投げ売り。

【語源・由来】
昔、金剛草履(藁わらや藺いなどで作られた大形で丈夫な草履)は、二足でわずか三文の値段で売られていたことから。「束」は「足」とも書く。

【典拠・出典】

【類義語】
・粗製乱造(そせいらんぞう)
粗製濫造(そせいらんぞう)

【英語訳】
dirt cheap

dirtは「不潔なもの」や「よごれ」を表す名詞。
cheapは「安く買えるもの」を表す名詞。
英語例文
彼はその本を二束三文で売った。He sold the book dirt cheap.

二束三文(にそくさんもん)の使い方

ともこ
あれ?かばん買い替えたの?
健太
うん、いいでしょ。
ともこ
前のかばんは?気に入ってたんでしょ?
健太
バザーで売ったんだけどね。二束三文にしかならなかったよ・・・

二束三文(にそくさんもん)の例文

  1. せっかく手に入れた中古パソコンだが、二束三文で買っただけあって、すぐに壊れた。
  2. そんなもの売っても、二束三文だよ。
  3. 二束三文で買ったミニコンポだが、意外と使える。
  4. 大事に使っていたジャケットだが、バザーに出したら二束三文にしかならなかった。
  5. 二束三文で売るぐらいなら、持っていた方がましだ。

まとめ

二束三文(にそくさんもん)は、二足三文(にそくさんもん)とも書き、昔、金剛草履が二足でたった三文で売られていたことからきた言葉です。一文は現代で約12円なので、三文は約40円となり、いかに安いかがわかります。使わなくなった洋服や身の回りのものをバザーで売ったり、もう読まなくなった本を古書店で売ったりした経験がある方も多いのではないでしょうか。その時、「このくらいの値段にしかならないのか」と売ったことを悔やんだ方もいらっしゃるでしょう。それがまさに二束三文(にそくさんもん)の状態です。二束三文(にそくさんもん)で売るぐらいなら、手元に残しておいたほうが後悔しなくてすむかもしれませんね。


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