著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

高山流水【こうざんりゅうすい】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
高山流水

【読み方】
こうざんりゅうすい

【意味】
すぐれて巧みな音楽、絶妙な演奏のたとえ。また、自分を理解してくれる真の友人のたとえ。または、けがれのない澄んだ自然のこと。

【語源・由来】
中国の春秋時代の琴の名手の伯牙が、友人の鐘子期の前で高い山を思いながら演奏したところ鐘子期は「まるであの高い泰山のように素晴らしい」と言い、流れる川を思い浮かべながら演奏すると鐘子期は「流れる川のように素晴らしい」と言ったという故事から。

【典拠・出典】
列子』「湯問」

【類義語】
・流水高山(りゅうすいこうざん)

高山流水(こうざんりゅうすい)の使い方

健太
ともこちゃん、ピアノの演奏が上手だね。高山流水だ!
ともこ
そんなことないわよ。もっとうまい人がたくさんいるわ。
健太
そうだとしても僕の心を打ったんだからすごいよ。
ともこ
もっと練習してもっと健太くんに褒めてもらえるよう頑張るわ。

高山流水(こうざんりゅうすい)の例文

  1. ストラディバリウスは高山流水で約600挺が現存しています。
  2. 彼の演奏は高山流水で、演奏後拍手が鳴りやみませんでした。
  3. 健太くんにとってともこちゃんは高山流水、かけがえのない親友です。
  4. 知床は高山流水、人の手が入らない大自然が広がっています。
  5. 白神山地の高山流水を守るために観光客は気を付けなくてはいけません。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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