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役夫之夢【えきふのゆめ】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語・英語訳)

【四字熟語】
役夫之夢

【読み方】
えきふのゆめ

「役」を「やく」と読み誤らないように。

【意味】
人生の名誉・利益・栄華は、夢のように儚いものだということ。 『役夫』というのは、下僕のことである。

【語源・由来】
古代中国の周王朝の時代、主人に酷使されていたある下僕が自分が国王になり、主人が逆に下僕になって苦しむという夢を見た故事にちなんでいる。

【典拠・出典】
列子』「周穆王」

【類義語】
・栄華之夢(えいがのゆめ)
・邯鄲之夢(かんたんのゆめ)

【英語訳】
The fame and glory of life are fleeting as dreams.

The servant’s Dream
<直訳>使用人の夢

役夫之夢(えきふのゆめ)の使い方

ともこ
健太君、さっき授業中に居眠りしてたでしょ?
健太
うん。僕にとってはとても大事な時間なんだ。
ともこ
居眠りが? 健太君、この間もテスト落第点だったじゃない。眠ってる場合じゃないんじゃないの?
健太
そんなこと、言わないでよ~。完全に授業からは落ちこぼれてるんだから・・・せめて役夫之夢で100点取ってる夢を見させてよ~。

役夫之夢(えきふのゆめ)の例文

  1. 小説家としてデビューするのを想像するだけでは役夫之夢となってしまう。絶対実現するために、ひたむきに努力するつもりだ。
  2. 楽しいことを想像しているだけで前向きな気分になれるんだから、役夫之夢もたまにはいいもんだ。
  3. 絶世の美女になって、女優になる夢を見た。あまりにも現実的過ぎて役夫之夢を通り越し、自分が美人であるかのように振る舞っていたら本当に女優になっていた。
  4. 私が夢で見ているご主人様との甘い暮らしは、役夫之夢などではありません。現実になる夢なのです。ーメイドの気持ちー

まとめ

「胡蝶の夢(こちょうのゆめ)」という逸話がある。
夢の中で蝶になり、自由に舞い飛んでいたところ目が覚めた。はたして自分は蝶になった夢を見たのか、それとも今の自分は蝶が見ている夢なのか。
それほどに眠っている間に見る夢はリアルなものである。
人は起きている時は肉体を意識的に動かし行動する。眠っている時は想像の翼をはためかせて、どこまでも飛んでいけるのかもしれない。


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