【四字熟語】
思案投首
【読み方】
しあんなげくび
【意味】
よい案が浮かばず、困りきって首を傾けていること。
ああでもないこうでもないと、考えあぐねているさま。
【語源・由来】
「投首(なげくび)」とは、首を傾けること。首をたれるということ。
【典拠・出典】
-
【英語訳】
being at one’s wit’s end; being (quite) at a loss (what to do)
思案投首(しあんなげくび)の使い方
なにかいい方法はないかな。
健太くんは、さっきからなにを考えているの?
サッカーと野球の両方を、今すぐうまくなる方法がないか、ずっと考えているんだよ。
それで、思案投首しているのね。
思案投首(しあんなげくび)の例文
- 昨日からずっと思案投首しているけれど、なにも思いつかないうちに夜が明けてしまった。
- みんなの不満がなくなるようにしたいと思っているが、あちらの意見を聞くと、こちらの意見が通らないので、ずっと思案投首をすることになってしまった。
- イベントを開催することになったけれど、計画は難航してしまった。このまま計画を続けていいものなのか、みんな思案投首している。
- みんなが思案投首していた問題を、一瞬で解決してしまった彼のことを本当に尊敬する。
- こんなに人数がいるのに、思案投首していても仕方ないでしょう。まずは、できることから始めましょう。
まとめ
思案投首というように、よい案が浮かばなくて困ってしまうことが、あるのではないでしょうか。
考えても答えが浮かばないことは、ときどきあるかもしれません。
しかし、答えが浮かばないからといって、ずっと考えていても状況は変わりません。
まずは、思いついたことを並べてみたり、ちがった視点から物事を眺めてみたりすることで、新しい発見があるかもしれません。
あきらめずに、できることから進めることで、解決に近づくことができるといいですね。