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尸位素餐【しいそさん】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
尸位素餐

【読み方】
しいそさん

「しいそざん」とも読む。

【意味】
ある地位にありながら職責を果たさず、無駄に禄をもらっていること。また、その人。

禄とは、武士の給与のこと。

【語源・由来】
「尸位(しい)」とは、人がかたしろになって、神のまつられるところに就くという意味で、地位にあって動かない、位にありながらなんの責務も果たさないことをいう。
「素餐(そさん)」とは、何も仕事をしないで、ただ食らうこと。
「素餐尸位」ともいう。

【典拠・出典】
漢書』「朱雲伝」,『論衡』「量知」

【類義語】
窃位素餐(せついそさん)
・素餐尸禄(そさんしろく)
伴食大臣(ばんしょくだいしん)


尸位素餐(しいそさん)の使い方

ともこ
あら、健太くん。どうしてそんなに怒っているの?
健太
歴史の小説を読んでいたけれど、高い位についていながら、仕事もしないで遊びまわっている人が出てくるんだ。
ともこ
尸位素餐をしているのね。
健太
でも、最後には懲らしめられて、心を入れ替えるんだ。しっかり働いてもらいたいものだよね。

尸位素餐(しいそさん)の例文

  1. 役人だからといって、全員が尸位素餐だと思われるのは心外だ。
  2. 尸位素餐するような人ばかりが多かった頃とは違って、今はみんなしっかり働いていることをわかってもらいたいものだ。
  3. 尸位素餐している人たちに、罪はないと言えるのか。そういって、村人たちは立ち上がった。
  4. うちの部署には、尸位素餐ということはありません。
  5. 今の地位についてしまえば、仕事をしなくてもだれも文句をいえないだろう。尸位素餐を貪るにはとてもいい。

まとめ

尸位素餐というように、高い地位についていても仕事はせずに、高い給与をもらうことはよくないことなのではないでしょうか。
地位を与えられて、高い給与をもらうということは、それに見合う働きをするように努力する必要がありますね。


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