【四字熟語】
怨親平等
【読み方】
おんしんびょうどう
【意味】
敵対する相手にも親しい相手にも、恨みや愛着によって区別せず、等しく慈悲を向けようとすること。仏教の考え方に基づく言葉。

「怨親平等」は、敵対する人も親しい人も区別せず、等しく慈悲を向けようとする仏教の考え方だよ。「怨親」は恨みを抱く相手と親しい相手、「平等」は分け隔てをしないことなんだ。

仲のいい人だけでなく、以前争った相手のことも思いやるんだニャ。敵味方の違いを越えて慈悲を向けるという意味なんだニャン。
【語源・由来】
「怨親(おんしん)」は、自分を恨む人や敵対する人と、親しい人や味方のこと。「平等(びょうどう)」は、分け隔てをしないことをいう。
仏教では、好き嫌いや敵味方の区別を越えて、あらゆる人に慈悲を向ける姿勢を大切にする。日本では、戦いで亡くなった敵味方双方の人々を供養する考え方にも「怨親平等」が用いられた。相手の行為をすべて許すという意味ではなく、恨みや親しさだけで人を分けない心のあり方を表す。
【典拠・出典】
仏教の慈悲と平等の思想に由来する言葉。特定の一つの古典を、四字熟語全体の直接の出典として断定することはできない。
【類義語】
・一視同仁(いっしどうじん)
・兼愛無私(けんあいむし)
・博愛主義(はくあいしゅぎ)(広く人々を愛する考え方。仏教の供養を直接表す言葉ではない)
【英語訳】
to show equal compassion to friends and foes
to extend compassion beyond the distinction between friend and foe
英語例文
彼は怨親平等の精神を大切にした。
He tried to show compassion to friends and foes alike.
彼は怨親平等の精神を大切にした。
He tried to show compassion to friends and foes alike.
怨親平等(おんしんびょうどう)の使い方

歴史の授業で、戦いの後に敵味方の区別なく亡くなった人を供養した話を聞いたよ。

敵だった人も供養したの?

うん。恨みや親しさで分けずに慈悲を向ける、「怨親平等」という考え方があるんだって。

そうなんだ。争っていた相手にも思いやりを向けるんだね。
怨親平等(おんしんびょうどう)の例文
- 僧侶は怨親平等の教えを説き、親しい人だけでなく敵対した相手にも慈悲を向ける大切さを語った。
- その寺では、戦いで亡くなった人々を敵味方の区別なく供養し、怨親平等の精神を伝えている。
- 仏教で説かれる怨親平等は、恨みや親しさを越えてすべての人を慈しむ考え方である。
- 仏教の講話では、怨親平等の考え方が、相手への慈悲を忘れない姿勢として紹介された。
- 彼は怨親平等を心がけ、友人にも以前争った相手にも、同じように話を聞こうとした。
まとめ
「怨親平等(おんしんびょうどう)」は、敵対する相手にも親しい相手にも、恨みや愛着によって区別せず、等しく慈悲を向けようとする仏教の考え方です。
「怨親」は敵対する人と親しい人、「平等」は分け隔てをしないことを意味します。日本では、戦いで亡くなった敵味方双方を供養する考え方にも用いられてきました。単に勝負が終わったら気持ちを切り替えることとは異なります。

















