寝物語【ねものがたり】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
寝物語

【読み方】
ねものがたり

【意味】
〈同じ寝床(ネドコ)で/床をならべて〉ねながらする話。ピロートーク。

【語源由来】
明らかではありませんが、その昔の美濃と近江の国境に寝物語の里というのがあり、その伝説から由来されているかもしれません。

〈寝物語伝説〉
その昔、源義経が京から奥州へ落ち延び、それを追う旅途中の静御前が長久寺の近江側に宿をとったところ、隣の美濃側の宿に義経の家来が泊っておりました。そのことを知った静御前が義経に会うためにその家来に奥州まで連れて行ってもらえるよう懇願するというやり取りを、両国の宿に泊まる旅人が寝ながらこの話をしていたということを、この土地の人々が「寝物語の里」と名付けていまなお語り継がれる伝説としてあります。岐阜県と滋賀県の県境に国境の標柱が建ち「寝物語伝説」としてあるそうです。

【類義語】
床言葉


寝物語(ねものがたり)の使い方

健太
ともこちゃん。ぼく何故かアリババの話をすごく覚えているんだけど、本を読んだことないんだよね。不思議に思ってるんだ。
ともこ
あら、それは小さなころにお父さんやお母さんに寝物語をしてもらってたんじゃない?それを覚えてるなんてなんだか睡眠学習みたいよね。
健太
そうなんだ!それで覚えるんなら算数の公式とか話してほしかったよ!
ともこ
そうねぇ。それはやる価値があるかも‼

寝物語(ねものがたり)の例文

  1. おとぎ話を聞くたびに亡くなった祖母が寝物語にいろんな話を聞かせてくれたのを思い出す。
  2. 寝物語を信じて彼に付きまとってる彼女が不憫だがあんな男はやめておいた方がいい。
  3. やはり寝物語の最高峰は「源氏物語」だろう。
  4. 太宰治の「葉」の登場人物は寝物語で聞いた蚊の話をなぜ忘れることが出来なかったんだろう。
  5. 小さいときの夏の夜の寝物語は恐ろしい話ばかりでぼくはよくおねしょをしていた。
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