根無草【ねなしぐさ】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
根無草

【読み方】
ねなしぐさ

【意味】
根が土にはっていない草。うきくさ。
よりどころがなく不安定なことのたとえ。「―の生活」

【語源由来】
由来としては明らかではありませんが、平安から鎌倉にうつる時代の「千載和歌集」のなかに「ねなしぐさ」のことばが入った女流歌人・小大進の句がありますので、この頃から用いられていたのかもしれません。

【類義語】
流浪・寄る辺ない


根無草(ねなしぐさ)の使い方

健太
あー、何か面白い映画が観たいなぁ。
ともこ
私は昨日おばあちゃんと「男はつらいよ」って映画を観たわ。何故だか主人公を見て健太くんを思い出して仕方がなかったんだけど…。
健太
えー。参ったなぁ。そんなにイケメンだったのぉ。
ともこ
ううん。おじさんなんだけど、根無草みたいにフラフラしてる様子がそっくりだったのよ。今度一緒に観ましょうね。

根無草(ねなしぐさ)の例文

  1. 父は母と結婚したいために根無草のような生活を改めたそうだ。
  2. 高校最後の大会で晴れて優勝したものの気が抜けていまは根無草のような日々を送っている。
  3. 海外に行ったっきりの兄を根無草みたいだと父は怒っているがぼくはそんな兄を大変尊敬している。
  4. ダンス講師の彼女は安定した生活よりも夢を追いかけていて根無草のようだがそんな人生を送る彼女に憧れている。
  5. 汚い心もこだわりも捨てて根無草のように生きれば人生観は変わるさ。
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