瀬戸際【せとぎわ】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
瀬戸際

【読み方】
せとぎわ

【意味】
(=瀬戸と海との境)勝敗・成否などの分かれ目。「生きるか死ぬかの―に立たされる・間に合うかどうかの―」

【語源由来】
海をはさんだ陸地が狭くなっているところを「狭門(せと)」と言い、その境界を表わすために境目の意味がある「際」という字をあてて「瀬戸際」としました。このように、本来は外見上の様子を表わしましたが、転じていまのような用いられ方をされています。

【類義語】
九死・絶体絶命・危機一髪


瀬戸際(せとぎわ)の使い方

ともこ
なんだか今回の騒動で人となりが表に出てしまった感じがするね。
健太
ほんとだね。目に見えない病原体に怯えるのは仕方ないけど、生き残りゲームみたいに振る舞う人の多さに愕然としたよ。
ともこ
人への思いやりとか協調性って何なのか改めて考える時間だったわ。
健太
人間らしく生きていくのか、我欲をむさぼって生きていくのか、自分の中でこれからの生き方を定める瀬戸際のような気もするよ。

瀬戸際(せとぎわ)の例文

  1. 野生動物は常に生死の瀬戸際で生きている。
  2. 今回、遅刻してしまうとリーダー降格の瀬戸際にいる僕。
  3. 夫のたび重なる注文に私の心が壊れてしまうんじゃないかという瀬戸際でさえ、彼は私の心に関心がない。
  4. 彼への報復が成功するかどうかの瀬戸際に、私の決心が揺らいでしまった。
  5. 壁一枚向こうの刑事に捕まるかどうかの瀬戸際で、何とか逃げ切れないかと考えあぐねている。
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