辻説法【つじせっぽう】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
辻説法

【読み方】
つじせっぽう

【意味】
道ばたでする説法。つじぜっぽう。

【語源由来】
「辻」は十字路や道ばたのことを言い、「説法」とは仏の教えを説いて聞かせることです。語源由来かどうかは分かりませんが、開宗の地を追われた日蓮が鎌倉や小町の辻で説法を行ったという話もあり、現在は選挙の街頭演説にも用いられています。

【類義語】
花談義・遊説・行脚・街頭


辻説法(つじせっぽう)の使い方

ともこ
健太くん、近頃 公園におかしな人がいるから気を付けた方がいいわよ!
健太
もしかして今度 取り壊される予定の公園で演説してるおじさんのこと?あの人は優しい人だよ!
ともこ
健太くん話しかけたの?だめよ!あんな所で辻説法してるおじさんなんて気をつけなきゃ!!
健太
ともこちゃん偏見が過ぎるなぁ。おじさんが言ってることをちゃんと聞いた?僕たちにあの公園を残してくれるために周りの住民を説得してくれているんだ。僕たちは断然おじさんの味方だよ!!

辻説法(つじせっぽう)の例文

  1. 日蓮法華宗は各地で辻説法を行い人々を諭して歩いたようだ。
  2. 森鴎外は演劇にも明るく『日蓮聖人辻説法』という脚本を書いたが酷評であったらしい。
  3. 辻の本興寺と呼ばれている地域は日蓮聖人が辻説法を行った場でもある。
  4. 選挙期間には声高らかに辻説法する政治家だが選挙が終われば国民に興味のあるものなどいない。
  5. 彼は主張が強すぎるが誰も聞く耳を持たないのでそのうち辻説法でも始めるのではないかと心配する。
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