美人局【つつもたせ】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
美人局

【読み方】
つつもたせ

【意味】
男が、妻または愛人にほかの男を誘惑(ユウワク)させたあと、その男に言いがかりをつけて金品をゆすりとること。

【語源由来】
本来、漢字表記の「美人局」は、少年に近づいた娼婦を自分の妻や妾とたばかる男が少年から金品を奪う犯罪の手口のことである、と中国宋代の書物『武林旧事』に記されており、「つつもたせ」と言われるものは、「筒もたせ」と表記され、細工した筒を使っていかさまのサイコロ博打を打つことを言いました。それがいつの間にか詐欺の手口を指すことばとなり、後に男女関係を利用した「美人局」も意味するようになりました。

【類義語】
ハニートラップ・甘いわな・陥穽


美人局(つつもたせ)の使い方

健太
ねぇ、ともこちゃん。美人局って何なの?
ともこ
健太くんが知るにはまだまだ時間が必要だと思うのよ。私もよく知らないし。
健太
ふーん。なんだか先生が美人局どうとか…学校に警察が来てどうとか…騒いでたから気になっちゃって。
ともこ
取りあえず美人には気を付けろってことよね。私のような…。

美人局(つつもたせ)の例文

  1. 美人局とは、ドラマではよく聞くがリアルなニュースではあまり聞かないなぁ。
  2. 美人局なんて「騙される男が悪いのよ!」と部外者の母は憤る。
  3. 意外にも美人局にはとびきりの美人ではなく愛嬌のある女性が仕掛けていることが多いらしい。
  4. 美人局だとばかり疑っていると出会いのチャンスが減るのではないか。
  5. ネットの出会い系サイトを利用するのは美人局に引っ掛かる気満々なんだろうと訝ってしまう。
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